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辛い事が楽しくなる



連日の30℃越え。
容赦なく太陽は照りつける。

畑にいるだけでも辛い。
暑さですぐバテてしまう。

そんな人間を横目に見ながら逞しく生き生きと育つ草。
もうこれ食べればいんじゃないって思うけど、
やはりバッタにはなれない。

もちろんこの時期は、
野菜にも過酷な環境なので草に負けないように手伝ってあげる必要がある。

そこでしなければならないのが草刈り。
夏は草の管理が肝といえる。
(自分の畑は草を生えして育てるスタイルなので草刈りをしますが、生やさない場合は草を抜く作業)


ただ炎天下での草刈りはもはや苦行みたいなもの。

しかも、この時期の草の成長はものすごいから、せっかくきれい刈り揃えてもすぐに生えてくるし…
気がついたらすぐ元通り。

家庭菜園を始めたばかりの人はおそらくこの辺りでもういいかってなっちゃうと思います。

ここで言えることは、

辛い時はやめてしまおうです。

(思い込みかもしれませんが)
多くの方が春先の涼しい季節に始める家庭菜園。
体力的にも辛くないし虫も少ない。

涼しい時は上手く行きやすい環境。
だから夏もそのままいけるだろうと思ってしまう。

ただ夏は暑い。
暑過ぎる…

体力的にきついなと思うなら無理をせず、この時期を避けて楽しくするのがいい。

なので夏の間は畑をリセットする気持ちで頑張るのをやめましょう。
辛いまま続けるのはきっと楽しくないから、
辛いだけの事はやる必要はないと思います。


でも待って。
もう少し考えてみませんか?

自分にも似たような時期があって、
途中でやめたくない一心で草刈りを続けていました。

でも、
このまま続けるのは良くないなと思って、続ける事の意味の、
ポジティブな事だけを調べるという事をしました。


その中からきっと草刈りが楽しくなるポジティブワードをご紹介。


1 土の保護が出来る

草を管理すると土が雨風にさらされる事がないので土の流出が抑えられるし、
土の中の水分も保たれるので灌水設備のない場所でもなんとかなる。
草の根っこが土中に広がり水はけも良くなるので雨の日でも畑に入れる。
根っこが分解されると隙間が出来る。

2 次世代の糧になる

イネ科やマメ科の草は土壌菌と共生する事で、
土の中の微生物増やしたり養分を集めることができる。
刈った草もそのまま置いておく事で土に還る。

3 植物は空気中の二酸化炭素を吸収して育つ

成長途中に多くの二酸化炭素を必要とし、大きくなったら吸収量が減る。なので草刈りや間伐は、成長途中の状態をキープできる。

 

自分にとって畑の草を刈る理由はこれだけで充分。
特に3。

温暖化が進んでいる地球。
その空気中の二酸化炭素を減らせるのは生産者である植物しかいません。

炭素を取り込んだ植物が枯れると土の中に吸収される。

全てではないが、空気中にあった炭素が土の中にいく事になる。
炭素は腐食という物質に分解されて色んなものとくっついていき、最終的に植物の養分として使われる。

つまり畑で二酸化炭素を消費しながら野菜を生産することになるんじゃないか。
そう考えるだけでものワクワクが止まらない。

草に手伝ってもらって多様性を保ち、より自然に野菜が育つ環境にするのが僕の理想。


最初から環境について考えたわけじゃないけど結果的にたどり着いた答え。

過去にはネガティブな理由ばかり探してすぐ辞めていた事もあった。

それはやる気や根性で続けていたから。

それよりも自分の脳をだまそう。
いい事ばかり並べてたててみよう。
少しずつやる気も根性もいらなくなる。
頭の中のイメージに体が勝手についていくから結果的に苦行が苦行でなくなる。

今回の気づきは、
思い込み次第でどっちにもコントロールできるんだという事。

人それぞれ抱えている課題。

やめるの?
続けるの?

それは自分がどう考えるかそれだけ。
ただそれだけ。

先日、
お店の改装をして頂いている大工さんと、畑の今後について話をした。
した以上に返ってくるアイディアが面白すぎて止まらなかったけど、
実際それは実現できるのかな、って話ばかり。
楽しくてワクワクしっぱなしだったけどこれは大変な事になるな。

この記事を書きながら改めて考えてみると、
いけるんじゃないかと思えてきた。
noteにも進捗を書いていこうと思います。