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吉原カフェー探訪 その壱(千束四丁目 『ゆうらく』)【東京フォトジェニック】

千束四丁目 カフェー建築 『ゆうらく』

関東最大の色街・新吉原
明暦の大火により千束に移って三世紀半。
日本の一つのカルチャーを支えてきた。

江戸幕府から続く吉原遊郭は赤線(警察公認の売春地帯)として栄えた。
しかし戦後、GHQの指導により規制が強まり、1958年、売春防止法の施行に併せて赤線は廃止となる。

現在も新吉原には数多くの風俗店が有るが、
赤線時代の風俗店はカフェー建築と呼ばれる飲食店(カフェ)を模した構造物が多く、独特の装いである。
今回の建物もその一つだ。

旧屋号『ゆうらく』

(吉原店舗図 昭和33年 公婦廃止時)

千束四丁目 角街通りから南側に路地を入ると現れる鮮やかな壁面、ハート型の曲線モチーフ。妖艶な気配を感じる。

赤線廃止後は住居として改装されたようだが、無言の佇まいに息を飲む。
陽の光を浴びず、色街を支え続けた貴重な文化遺産。

赤線度 ★★★☆☆
妖艶さ ★★★★☆
佇まい ★★★★☆

編集:望月怜史
【Alica ギター担当】
Twitter:@alica2016_info
→フクザワ氏 個展BGM/ミライオトロック サンプラー収録 首都圏タワレコ・ビレバンにて展開中

【八王子学生サミット】
地域活性化を目的にしたイベントを企画。

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