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安心感のある家庭を築く6つのポイント

1 具体的に伝える

2 簡潔に話す

3 失敗しないようにサポートする

4 肯定的な表現を心掛ける

5 一つひとつ順番に教える

6 見て分かるように説明する

それでは,一つずつ解説していきます。

1 具体的に伝える・・・回数や大きさ,言葉遣いなどをはっきりと伝えます。迷う余地がない言い方を心掛けます。

2 簡潔に話す・・・必要なことだけを話します。一つの文の中には一つの意味しか込めないようにします(「冷蔵庫からケチャップとマヨネーズを取って,家族5人分のお皿と箸を持ってきて」→「冷蔵庫からケチャップを持ってきて」,「その後,マヨネーズも持ってきて」,「5人分のお皿を持ってきて」,「その後,お箸も5膳持ってきて」)また,「きれいに」,「なるべく」,「しっかり」,「きちんと」,「ちゃんと」など曖昧な形容詞や副詞は混乱のもとになるので,使わないようにします。

3 失敗しないようにサポートする・・・極端に難しいことは頼まないようにします。また,苦手なことに取り組ませるときは,失敗することがないように,あらかじめ失敗しそうなことを想定しつつ,適切な支援を準備しておきます。

4 肯定的な表現を心掛ける・・・「だめ」,「やめて」,「しない」という言い方は避けるようにします。代わりに何をどうすればよいか,正しい行動を示すようにします。

5 一つ一つ順番に伝える・・・発達障害のある子供たちは,二つ以上のことを同時に進行するには苦手です。何事も一つ一つ丁寧に教えていきます。

6 見て分かるように説明する・・・言葉だけで伝えると,理解したり,記憶したりすることに時間が掛かったりするので,絵や写真,文字,実物の見本などを見せて説明を補うようにします。

このように子供にとっての分かりやすさを最優先して接するようにします。子供は「理解できる」,「実行できる」,「自分のことを分かってもらっている」と感じることができれば,家庭に強い安心感を抱くようになります。

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