ぶらり、東京建築さんぽ③
前回の記事(ぶらり、東京建築さんぽ②)を読んでない方は、こちらから
東京ステーションギャラリー
東京国際フォーラムから歩くこと数分
東京駅に到着しました!
せっかくだから、東京ステーションギャラリーによって行こうと思ったもののまさかまさかの休館でした…
またの機会にリベンジするしかない!
そして、東京ステーションホテルにも泊まりたい!
東雲キャナルコートCODAN
この日最後に向かったのは、東雲キャナルコートCODAN
豊洲にある公共団地です。
東京メトロ有楽町線・辰巳駅から歩くこと10分
タワーマンションに囲まれた街の中に、高さの抑えられた集合住宅が見えてきます。
『東雲キャナルコートCODAN』は『住むことをデザインする』というコンセプトのもと設計が行われた集合住宅です。
団地全体が6つの街区に分かれていて、街区ごとに異なる建築家が設計した住宅が建っています。
設計には山本理顕や隈研吾、プリツカー賞を受賞している伊東豊雄といった名だたる建築家が携わっています。
すべての街区ごとに携わっている建築家をまとめるとこんな感じです。
1街区 山本理顕
2街区 伊東豊雄
3街区 隈研吾、RIA
4街区 山田正司
5街区 設計組織ADH、ワークステーション
6街区 山本・堀アーキテクツ、元倉真琴
こちらは伊東豊雄設計の2街区
碁盤の目状のコンクリート躯体が美しい!
水平垂直のラインがぱきっと出ているきれいな建物でした。
斜めに配置されている2×2マスの空間は、コモンテラスと呼ばれています。
おそらく、建物内へ光と風を取り込むために設けられていそうです。
お次は山本理顕設計の1街区。
こちらも伊東豊雄設計の2街区と同じように碁盤の目状のコンクリート躯体が美しいですね。
コモンテラスも設けられています。
伊東豊雄設計の2街区は柱と梁の太さが同じでしたが、こちらは太さが違いますね。
ちょっとした違いですが、受ける印象はだいぶ変わりますね!
今回は1,2街区しか見れませんでしたが、次行くときはほかの街区も見てみたいです!
ここからはまた別の日の思い出です。
東洋文庫ミュージアム
この日面接終えて向かってのは、東洋文庫ミュージアム
都営地下鉄三田線の千石駅から歩いて10分ぐらいのところにある小さな美術館です。
東洋文庫ミュージアムは名前の通り、「本」を中心とした展示がなされています。
エントランスを進んで行くと、「オリエントホール」に到着します。
高い天井に、木目模様の付いたコンクリート躯体、天井のルーバー越しの柔らかな光と心地よい空間が広がっていました。
この日はあいにくの天気でしたが、晴れた日なんかはここから眺める中庭もよさそうです。
階段を上がり、2階へ進むと日本一美しい本棚との呼び声高い「モリソン書庫」が出迎えてくれます。
これを見るために、ここに来たと言っても過言じゃない!
たさらに展示室内もモリソン書庫も写真撮影OKと太っ腹!
日本じゃ、なかなか珍しいです!
「モリソン書庫」には東洋文庫の数あるコレクションの中で最も有名な「モリソンコレクション」が展示されています。
床上から天井まで続く本棚には約24,000点の書籍が配されています。
このコレクションの起源は約100年前の1917年にまで遡ります。
そのまま、展示室へ
展示室と展示室の間には「回顧の路」と呼ばれる空間があります。
作品を保護するために、極限まで照明が落とされた空間となっています。
ところどころにクレバスエフェクトが施されていて、通るのが少し怖かった…
実際には10㎝ほどの深さのようですが、底なしに見えちゃいます。
カトリック目黒教会
電車に乗って、見学終了間近のカトリック目黒教会に滑り込み。
設計者はチェコ出身の建築家アントニン・レーモンド
近代建築の三大巨匠の一人であるF.L.ライトの弟子のひとりです。
折半構造の打ち放しコンクリート仕上げの空間です。
どこか丹下健三設計の東京カテドラル聖マリア大聖堂に似た雰囲気を感じます。
左右の壁にはスリットが入っていて、日中は昼光が差し込むような空間構成となっています。
ただこの日は、行った時間と天気が悪く、そのポテンシャルを存分に楽しむことができませんでした…
次は晴れた日の日中に行って、そのポテンシャルを存分に満喫したいものです。
高輪ゲートウェイ駅
最後に立ち寄ったのは高輪ゲートウェイ駅
設計者は隈研吾
膜の貼られた大きな1枚屋根が特徴的な空間です。
ここでも行った時間が悪くそのポテンシャルを存分に楽しめませんでした。
膜屋根の良さを知るには、太陽の出ている昼間に行かないとですね。
駅構内は隈さんらしくいたるところに木が使われた空間になっています。
就活も無事に終わり、来年からは上京する予定です!
社会人になって、もっと関東圏のいろんな建築作品を楽しみたい!