とある高崎の和菓子屋さんが特撮の聖地だった。
高崎中央銀座商店街。
去年の春に映画のロケ地巡りでここへ来てますね。
再訪問した理由は、かのグルメな友人のお誘いです。ニチアサガチ勢でもある彼から、特撮好きの友人(クイズ繋がり)と一緒に「群馬の聖地巡礼に行きませんか?」と。そこに「らぁめん城ヶ崎」と長らく味わってみたかった「焼肉山木屋」訪問と来ました。返答は一言「ぜひ!」でした。
その当日。やはりロケ地に来るとテンションが上がりますね。三人揃って大興奮です。
高崎市内は東映作品のロケ地としておなじみの場所です。この商店街の近くには「群馬音楽センター」「高崎シティギャラリー」もあり、とりわけ後者はニチアサでもよく見るとか。とはいえその日(8/5)は本当に暑く、群馬県内は39℃に到達したところも。そんな中での巡礼はかなり堪えます……と思っていたら、グルメな友人が一軒の和菓子屋さんに目を付けました。
友人「あんみつ400円が100円引きですって」
俺「いいですね、買いますか」
……と、店内を見るとこの新聞記事が。
特撮友人「これさっき寄ったトコの記事だね」
自分もこれで「東映特撮は高崎でめっちゃロケしてる」を知ったクチです。一同で興味深く読み出すと、店主のおじさんが声をかけてくれました。
「そういう作品、お好きですか?」
「ええ」
「実はね、ウチも撮影協力してるんですよ。コレです」
なんとこの「観音屋」さんも本編に出てきたというではないか。
さらにVシネクスト作品『ドンブラザーズvsゼンカイジャー』では、撮影用に柏餅を100個も作ったそうである。映像をよく見ると大量の柏餅が映ってます。これが全部観音屋さんのお菓子だったんですね。
5月公開の映画だからこそ柏餅がキーアイテムになったと思うが、ご主人のお話によると撮影は2月。本来なら桜餅を準備し始める頃に、大量の柏餅を作るという異例の状況だったとか。葉っぱのストックはあったので問題なく完成し、撮影後はスタッフらの方々が美味しく頂いたそうである。
あんみつを食べ終えたら、お買い物。グルメな友人は「観音もなか」を購入。見覚えあるな、と思ったら「『帰れマンデー』でも食べてましたよ」とご主人。あー、そういえば高崎の白衣観音に寄ってた回があったな。これも観音屋さんのお菓子だったのか。全然知らなかった。
フト立ち寄ったお店が、ガチな特撮聖地だったとは……
特撮好きとして思わぬ収穫を得た気分です。
それと、あんみつ美味しかったです。
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