7/11 熊本女子の農作業日記
こんにちは。
新規就農2年目、熊本県山都町で有機農業をしているラフビレッジのあらきです。
\ラフビレッジのお野菜情報/
◎栽培中…転換期間中有機ピーマン
◎準備中…転換期間中有機ニンジン、転換期間中有機ビーツ
※転換期間中有機農作物とは、植え付け前1年以上、化学合成農薬や化学肥料を使用していない圃場で栽培された農作物です。
今日のこと
さて、今日の天気は雨でした。
昨日の投稿では、今日の予定は事務作業だったのですが、急遽変更。
雨の中、カッパを着て農作業をしました。
雨の中、何をしたかというと、ピーマンのマルチの裾を上に上げて、
マルチの中に雨が入るようにしました。
言葉で説明されてもピンとこないですよね^^;
ですが、写真を撮る暇もなく…。
(明日、様子を見に行くのでそのときに撮れたらなと思っています。)
この作業をやろうと思った理由は、
“ピーマンの畝の土が乾いてたから”です。
畝というのは、野菜が植えられているところ。よく”ベッド”と例えられています。
私が今年、ピーマンの畝を作るときにいろいろしくじってしまいまして…(話すと長くなるので割愛します)。
すごい土が乾いてしまってるんですよね。
そのせいで、ピーマンの生育が遅いわ、
アブラムシやカメムシといった虫が発生するわ、
徒長気味になってるわ(ピーマンが病害虫にやられやすい状態になっていると思っていただけたらいいです)で、
ピーマンが良い状態で育っていません!
まず単純に、土が乾いてしまっていると、ピーマンの根が栄養を吸えません。
そして、植物の大事な生命活動の光合成ができません。
中学生の頃に習った光合成の化学式、覚えてますか?
水(H2O)が必要なんです!
H2O + CO2 → C6H12O6 + O2
(めっちゃ簡単に書いてます)
また、植物にとって重要な栄養素の一つ、”窒素”が水が不足することによって、”硝酸態窒素”になりやすくなってしまいます。
ここであまり専門的な話をしてしまうと小難しい記事になってしまうので、この辺の話はさらっと流そうかなと思うのですが、
私は窒素を”有機態窒素”として入れています。
それが水が不足することによって”硝酸態窒素”に変わってしまい、この”硝酸態窒素”を植物が吸うことによって、病害虫にやられやすくなってしまうんです。
水って大事なんです。
人間と同じですね!
このとても大事な水が、ピーマンの育つ土に不足していましてですね…
今日、一生懸命雨水が入るようにしたんですよ…
祖母と母にも手伝ってもらいました。
実家が農家でして、家族とは別経営でしているのですが、
今日は手が空いてるとのことで一緒にやってもらいました。
祖母は今年85歳になります。
めっちゃピンピンして元気なのですが、こんな作業を手伝わせてしまって情けないです…泣
熊本は週末までの雨で梅雨明けになりそうなので、
それまでになんとかしてピーマンの土に水を与えたいと思います!
ピーマン元気に生長してくれ!
明日の予定
明日も雨なので、
ピーマンの様子を見に行ったり、自宅で事務作業をしたり、
少し止みそうであれば草刈りして過ごそうと思っています。
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