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京都についてのあれこれ

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#光明院

加藤巍山展if畏怖〜紅葉、尊厳と普遍

加藤巍山展if畏怖〜紅葉、尊厳と普遍

圧巻だった。

料理旅宿「井筒安」にふと置いてあったパンフレットを見てふらりと出かけた加藤巍山(かとうぎざん)展if畏怖。

「そういえばこの人、『情熱大陸』の予告で見たな」とそのくらいの事前知識だった。

東福寺近くのKAHO GALLERY。その前に出かけた光明院で思ったよりも時間を過ごし、12時のオープンから2時間ほど経っていた。

紅葉がまだ鮮やかな初冬、東京ではなかなかお目にかかれない空

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【虹の苔寺】京都・東福寺塔頭・光明院(こうみょういん)で「看脚下」(かんきゃっか)と「灯」をみる

【虹の苔寺】京都・東福寺塔頭・光明院(こうみょういん)で「看脚下」(かんきゃっか)と「灯」をみる

京都・東福寺塔頭(たっちゅう)の光明院(こうみょういん)。正式名称は光明禅院。

東福寺は禅宗である臨済宗東福寺派、その塔頭(たっちゅう)である光明院には、多くの禅語がそこかしこにちりばっていた。

モダンな茶室に掲げられていたのは「看脚下」(かんきゃっか)。

中国の法演(ほうえん)という禅僧が、3人の弟子を連れて寺に帰る時に尋ねた時のものです。

暗い夜道で突然明かりが消えたならば、まず今ここ

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【虹の苔寺】京都・東福寺塔頭・光明院(こうみょういん)「吉野窓」で『好色一代男』のモデルを知る

【虹の苔寺】京都・東福寺塔頭・光明院(こうみょういん)「吉野窓」で『好色一代男』のモデルを知る

作庭家の重森三玲が東福寺の方丈庭園と同じ時期に作庭、三尊石が3つある珍しい枯山水庭園である「波心庭(波心の庭)」のある、京都・東福寺塔頭(たっちゅう)の光明院(こうみょういん)。

サムネにもありますが「吉野窓」と呼ばれる丸窓があります。
この「吉野窓」、なぜその名前なのかすこしクグってみました。

(光明院の「吉野窓」は部屋の中からみてもかけていなかった気がしましたが…)さらにこちらの引用元のコ

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【虹の苔寺】京都・東福寺塔頭・光明院(こうみょういん)「波心庭」で作庭家・重森三玲の初期傑作にふれる

【虹の苔寺】京都・東福寺塔頭・光明院(こうみょういん)「波心庭」で作庭家・重森三玲の初期傑作にふれる

京都・東福寺塔頭(たっちゅう)の光明院(こうみょういん)に紅葉も終わりに近づいた12月初旬に行きました。これがとてもよく、本当に京都紅葉の穴場でした。

「情熱大陸」にも出演した#加藤巍山展if畏怖 を見に行く途中だったのですが、

作庭家の重森三玲が東福寺の方丈庭園と同じ時期に作庭、三尊石が3つある珍しい枯山水庭園である「波心庭(波心の庭)」に興味を引かれ、

お邪魔しました。

本当は東福寺の

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