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夢か現か(ユメかウツツか)

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実際に体験したお話と内側の秘密の場所で作られたお話
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【ワープ体験(空間移動)】

【ワープ体験(空間移動)】

心霊体験はけっこう多いと思うのだけれど
ワープ体験て少ないんじゃないかな?

初めては 5歳の時
子ども部屋で遊んでてリビングに行こうとしたときに
ドアの横の壁に黒いモヤモヤを見つけ
しばらく見ているとだんだん大きくなって...
なんだろ?って手を伸ばしたら 「あ、落ちる!」って
感覚になって 次の瞬間、少し離れたところにある
公園にいたのよ
部屋着に裸足で

「ママに怒られる」と呆然として

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【霊媒?体験】

【霊媒?体験】

数十年前のことなので
細かいところはうろ覚えですが

入院している時に隣に入ってきた上品なおばあさまAさん
もう90過ぎとの事でしたが話が合うので仲良くしていました

それからしばらくして具合が良くないからと個室に移って行かれました
ある日寝ていると夢なのかなんなのかパタパタと廊下を走る音
数人の看護師さんの足元がみえてきました

なにやら周りが騒がしくなり先生がやってきた様子
ピッピッピッと聞こ

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【初めての幽体離脱】

【初めての幽体離脱】

金縛りはそれまでも結構あって、苦しく怖い思いもしていましたが
この時は少し違っていました

寝ているとふと全身の硬直とアリが這うような痒みに襲われ
金縛りの状態であることに気づき目が覚めました
「あれ?金縛り?この痒みはなんだ?!」
と身体中を掻きむしりたい衝動に耐えながら
金縛りが解けるのを待っていると
身体がズレていくように感じ始めました
「いつもの金縛りじゃないぞ」と
思った途端、突然フ

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蜘蛛は意思疎通ができるのか

蜘蛛は意思疎通ができるのか

私は虫が全般的に苦手です

ある朝カーテンと窓を開けると
目の前に蜘蛛
おっきい蜘蛛

「きゃあああああ」と声をあげると
巣を作っていた蜘蛛は
ビクゥッと動きを止めた

網戸越しに暫く膠着状態が続いたのですが
無闇な殺生はしたくないので話しかけてみました

「こんにちは、水晶と申します
私は虫さんが怖いです
でも何もしないのは分かるので私も何もしません
巣を作ってもらっても大丈夫」と

話しかける

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オレンジな日に思い出す高校時代の本当のお話

オレンジな日に思い出す高校時代の本当のお話

夕日でオレンジ色な 放課後の音楽室でピアノを弾いていたら
そのオレンジより派手な 金髪の武彦が入ってきた
隣のクラスでたまにしか見かけない彼は
何に怒っているのかいつも 怖い顔して
友だちと一緒にいても 笑った顔を見たことがなかった

音楽室に入って来た彼は 何も言わずに すぅっとピアノの横に来て
じーっと私がピアノを弾くのを見てた
話したことないし戸惑っていると
「ねぇ アレ弾ける?」 「

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曖昧なGrayから垣間見るおしゃべりな宝石たち

曖昧なGrayから垣間見るおしゃべりな宝石たち

本心は決して言わず嫌なことは見てみぬフリをし
  適当に話をあわせてにっこり笑っていればいい

「それが大人ってものさ」

諦めたような顔をして貴方は言う

”やさしい言葉をかけてあげている私がすき”
”親切にしてあげてる私って素敵でしょ”
”ほんとのこと言うと怒らせるから”
”多くを語らず大人の対応をしましたよ”

そうやって他人の目を常に気にして
自分を殺して生きてる

”誰にも嫌われ

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気まぐれが好きだったんじゃない。大人のフリをしただけ

少しだけ成長した僕はただ
ほんの少し昔話をしたかっただけなのに
キミは過去の出来損ないの僕しか
見ようとしてくれない

そりゃ今でも完璧ではないけれど
同じように未完成だったキミと

有名だとか無名だとか
ケンカしたこととか
みんな忘れて
ニンゲン同士
あの頃の話を
笑いあって
してみたかっただけなんだ

ねえ、そっちの世界って
本当に此処(地球)と繋がっているの?

そこに生きるキミは
ライトに

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Selfish筐体とのConversation

身勝手な人たちの言葉に傷ついて
僕は疲れてしまったよ

キミの声は聞こえていたけれど
利己的なその会話自体
理解できなかったし
キミが怒ってる理由は
僕には思い当たらないんだ
目を閉じて耳を塞ぐのが一番簡単なんだけど
全部やめてしまえば楽なんだろうけど

それをするにはやっぱり厄介で

キミのことを考えてみたけど
どう考えてもやっぱり
僕が好きだったキミは居なくて
伝言板の文字だけが見えた

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