気まぐれが好きだったんじゃない。大人のフリをしただけ

少しだけ成長した僕はただ
ほんの少し昔話をしたかっただけなのに
キミは過去の出来損ないの僕しか
見ようとしてくれない

そりゃ今でも完璧ではないけれど
同じように未完成だったキミと

有名だとか無名だとか
ケンカしたこととか
みんな忘れて
ニンゲン同士
あの頃の話を
笑いあって
してみたかっただけなんだ

ねえ、そっちの世界って
本当に此処(地球)と繋がっているの?

そこに生きるキミは
ライトに照らされたその姿は
憂いを帯びた表情は
僕のことなんて初めから知らなかったかのようで

一緒に過ごした時間は全部
妄想だったのかと思えてしまう

夢を語る透き通った瞳が
とても好きだった


そしてやっぱりどうしようもなく
今でもキミの声が大好き


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