崗本 健太郎

作家として活動している者です。 商業作家を目指しており得意な分野はスポーツ、ビジネス、…

崗本 健太郎

作家として活動している者です。 商業作家を目指しており得意な分野はスポーツ、ビジネス、ロマンスです。 作品を気に入った方はフォローよろしくお願いします!

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【漫画原作】フットモンキー ~ FooT MoNKeY ~ 第14回

#創作大賞2024 #漫画原作部門 #小説 #連載小説 #ラブコメ 静岡リーグ最終試合、県内最強チームである、静岡チャンピオンズとの対戦を前に、先日の気まずさから友達の家を転々としていた昴であったが、遂に瑞希との話し合いが持たれた。ここでは保がその責任感の強さを遺憾なく発揮し、丁寧に話を切り出した。 「お前ら本音で話し合ったのか?よそ行きの一張羅ばっか着てよ。そんなんで恋人って言えんのか?かっこ悪くても、自分のこと分かってもらおうって、相手のこと分かってあげようって、そ

    • 【漫画原作】フットモンキー ~ FooT MoNKeY ~ 第13回

      #創作大賞2024 #漫画原作部門 #小説 #長編小説 #感動 現在バランサーズは昴と瑞希が練習に参加しておらず、連絡も取れない状況であった。 友助は保の説得があり、昴が居ないAFC開催中だけ、練習に参加していたのだが、その状況でモチベーションが上がるはずもなかった。そんな中、キャプテンである保は、苦境を打破するために皆に発破を掛ける。 「よ~し、みんな。次のソウルフラーズ戦は、絶対に落とせない試合だからな!」 「「お~!!」」 「気合い入れて行くぞ!!」  だが

      • 【漫画原作】フットモンキー ~ FooT MoNKeY ~ 第12回

        #創作大賞2024 #漫画原作部門 #小説 #日常 #デート AFCを終えて、日本代表の選手たちは足早に岐路に就いた。飛行機の中でも、昴の精神状態は悪化したままで、チームメイトの前だからと、どこか空元気で振る舞って いるようだった。仲間との会話もそこそこに、瑞希と共に失意のまま自宅に戻った。 そして床に就き一夜明けても、昴の感情は昂ったままであった。 「勝てなかった。俺の技――通用しなかった」 「昴くん――」 「自信があったんだ――これなら行けると思ったんだ!!」

        • 【漫画原作】フットモンキー ~ FooT MoNKeY ~ 第11回

          #創作大賞2024 #漫画原作部門 #小説 #読書 #毎日note 準決勝2試合目であるイラン代表VSタイ代表の試合を見るため、日本代表は試合後もスタジアムに残っていた。タイ代表はアップの際にガムを噛みながらリラックスして調整を行っており、大きな目と尖った鼻は相手を威圧するような鋭さがある。 マネージャーたちは綺麗に日に焼けて健康的で、東南アジア特有の美しさがあった。日本代表の選手たちは、敵情視察とばかりに目を光らせる。夕方19時とあり、辺りは暗くなり始めていたが、タイ代

        【漫画原作】フットモンキー ~ FooT MoNKeY ~ 第14回

          【漫画原作】フットモンキー ~ FooT MoNKeY ~ 第10回

          #創作大賞2024 #漫画原作部門 #小説 #ライター #恋 10月28日、日本代表はウズベキスタン代表との準々決勝の日を迎え、昨日の雨空とは打って変わって清々しい天気であり、嘘のような快晴であった。 スタメンは焔、金、林、港、硯と静岡代表で固めており東海ベスト5と言っても過言ではない編成であった。見るとウズベキスタン代表が、それぞれ1メートル程その場でジャンプしながらアップしていた。それを見ていた焔が、港に話し掛ける。 「どうでもいいけど、あっちのチームズボンの丈短く

          【漫画原作】フットモンキー ~ FooT MoNKeY ~ 第10回

          【漫画原作】フットモンキー ~ FooT MoNKeY ~ 第9回

          #創作大賞2024 #漫画原作部門 #小説 #ハッピーエンド #純愛 10月に入ると、昴と瑞希は以前から参加することが決まっていた、AFC(アジア・フットサル・チャンピオンシップ)に出場する運びとなった。練習会場は、都内にあることが殆どで、この大会には昴と同じく全国でも有数のプレーヤーが招集されいた。 神戸ストイックスの藪 敏樹、難波レクリエーションズの笑原 拓人、立川アルバトロスの躾 実成、ズンダブロッカ仙台の馳川 止、ベトナムのホーチミンサイゴンズでプレーする京都出身

          【漫画原作】フットモンキー ~ FooT MoNKeY ~ 第9回

          【漫画原作】フットモンキー ~ FooT MoNKeY ~ 第8回

          #創作大賞2024 #漫画原作部門 #小説 #文学 #フットサル 本日9月14日は強豪、浜松テクニシャンズとの試合の日である。青のユニフォームが豪快な彼らは平和とセックスをこよなく愛し、ファールをせずにフェアプレーで試合を進めることで有名であった。 裕福な選手が多く、練習後に食事会を開いてグルメを堪能したりもしていた。争いを好まず何なんでも仲良く公平に分け合い、キャプテンではなくマネージャーが仕切って練習するところが珍しかった。 今日は秋になり寒くなったということで、

          【漫画原作】フットモンキー ~ FooT MoNKeY ~ 第8回

          【漫画原作】フットモンキー ~ FooT MoNKeY ~ 第7回

          #創作大賞2024 #漫画原作部門 #小説 #ライトノベル #フォローしてみて 本日8月18日は静岡リーグ第5戦、磐田ブロッカーズとの試合の日である。黄色のユニフォームが剛胆なこのチームはとにかく大きい選手が多く、中でもキャプテンの硯 堅悟は銀色のモヒカンが目立っていてとても厳つかった。 消極的でベジタリアンばかりのこのチームには、几帳面で神経質な選手が多く居る。フットサルチームでは珍しくアップでドッヂボールをやっており、紳士的な選手たちは、観戦に来た妻子をベンチに座ら

          【漫画原作】フットモンキー ~ FooT MoNKeY ~ 第7回

          【漫画原作】フットモンキー ~ FooT MoNKeY ~ 第6回

          #創作大賞2024 #漫画原作部門 #小説 #好きしてみて #長編小説 本日8月4日は新進気鋭の話題のチーム、御殿場ランナーズとの試合である。紫色のユニフォームが荘厳な彼らは、一人一人の意識が高く全員で目的が共有できていた。 サッカー選手としては珍しくベンチプレスが好きで、大胸筋が見事に発達しており、一人一人の個性を大切にし、全員がクリーンにプレーすることを示すため、白い手袋をしてプレーするという拘りを見せる紳士的なチームである。そんなランナーズを束ねるキャプテンでエース

          【漫画原作】フットモンキー ~ FooT MoNKeY ~ 第6回

          【大衆小説】夏から夏へ ~ SumSumMer ~ 第5回

          #創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #話題 #笑い #小説 #ショートショート #懐古 #子供 #少年 第五譚  五 年 生 編  *5年のクラス替えの話  5年生になるとクラス替えがあり、4年生の時の校舎とは少し離れた校舎に通うことになった。『1、2組は1階』『3、4組は2階』という風に分かれており、プリントを見て確認すると、ぼくは2組になったようだった。担任の先生は永谷先生という女性の先生で、明るくて面白そうな感じの先生だった。 新しく同じクラスになっ

          【大衆小説】夏から夏へ ~ SumSumMer ~ 第5回

          【大衆小説】夏から夏へ ~ SumSumMer ~ 第4回

          #創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #話題 #笑い #小説 #ショートショート #ライトノベル #応援ありがとうございます 第四譚  四 年 生 編 *転校の思い出の話 1997年4月、大人気漫画ワンピースの連載が始まったこの年に、ぼくは大好きだった千葉から旅立ち、転校先の家へと向かっていた。ぼくらの引っ越し先は、あの『阪神淡路大震災』があった『神戸市東灘区』で、山手に地震の時に瓦が2枚落ちただけというかなり頑丈な一軒家の社宅があったので、そこを借りて住むこ

          【大衆小説】夏から夏へ ~ SumSumMer ~ 第4回

          【大衆小説】夏から夏へ ~ SumSumMer ~ 第3回

          #創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #毎日 #ほのぼの #小説 #ショートショート #連載小説 #フォローしてみて 第三譚  三 年 生 編  *初めてのクラス替えの話  3年生になると、ぼくは若干1、2年生のクラスに飽きていたこともあり、待ちに待った初めてのクラス替えが行われた。この頃、大葉小のあるあすみが丘には、『人口バブル』が到来しており、どんどん人口が増え続けていた。  千葉市自体が人口100万人を突破するのではないかと言われており、たびたび景気のいい

          【大衆小説】夏から夏へ ~ SumSumMer ~ 第3回

          【大衆小説】夏から夏へ ~ SumSumMer ~ 第2回

          #創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #日常 #癒し #小説 #ショートショート #長編小説 #好きしてみて 第二譚  二 年 生 編 *2年生のはたのの話  大葉小では、2年生になってもクラス替えがなく、1年生と同じメンバーで次の学年に上がることになった。そんな中、小学校の同級生で一番最初に友達になったはたのが、あまり学校に来なくなってしまった。 ぼくは家が近かったこともあり、毎日『連絡ノート』と呼ばれる明日の予定や必要な物、先生からのメッセージが書かれた

          【大衆小説】夏から夏へ ~ SumSumMer ~ 第2回

          【漫画原作】フットモンキー ~ FooT MoNKeY ~ 第5回

          #創作大賞2024 #漫画原作部門 #人気 #夢 #小説  第3戦の強豪、焼津スコアラーズとの対戦を目前に、昴から紹介があって、いよいよ正式に友助がチームに加わることとなった。 「今日からこちらでお世話になります、本郷 友助です。今年24歳で、ポジションはアラ。先日の練習試合で対戦しているので知ってる人が殆どだと思いますが、よろしくお願いします」ここで保がスムーズに話を進める。 「それじゃ一通り名前とポジションと、あと一言だけ言っとくか。知ってると思うが、キャプテンの福

          【漫画原作】フットモンキー ~ FooT MoNKeY ~ 第5回

          【漫画原作】フットモンキー ~ FooT MoNKeY ~ 第4回

          #創作大賞2024 #漫画原作部門 #笑い #感動 #小説 本日6月23日は橙色のユニフォームが絢爛な藤枝フェインターズとの試合である。 フェインターズは早朝の練習で大声を出すので近所迷惑だと言われ、疲れが残らないようにしっかりマッサージを行うのだが、仕事が忙しいためなかなか練習の日程が取れていないのが悩みであった。 チームのエースであるアラの暇 弘志は高校時代に全国優勝チームの3番手であり、今の仕事がやりたいがために、プロからのスカウトを断ったという経歴がある。また、

          【漫画原作】フットモンキー ~ FooT MoNKeY ~ 第4回

          【漫画原作】フットモンキー ~ FooT MoNKeY ~ 第3回

          #創作大賞2024 #漫画原作部門 #話題 #スポーツ #小説 本日6月9日は、バランサーズのシーズン初日だ。対戦相手は茶色のユニフォームが勇猛な掛川ブレイカーズであり、男連中はヤンキー気質のわりに全員が黒髪で統一されていたが、マネージャーが茶髪にするのは許したりもしていた。 髪の毛が、頭頂部だけ黒くなってしまっている、所謂プリンの状態になっていたり、連れてきている子供たちもその状態になっていて、現代社会の問題点を象徴するかのようであった。義理堅い選手が多く同じ所に住み続

          【漫画原作】フットモンキー ~ FooT MoNKeY ~ 第3回