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新年度が始まって約2週間が終わろうとしています。今年は桜の開花は遅れていましたが、今月入ってから一気に暖かくなりましたし、私が住んでいる地域では今が満開という状況ですね。

この年齢でどうして?と思う人もあるかもしれませんが、私の年代であってもこの数年前からは特に春に満開の桜を眺めた時に、「あと何回自分はこの桜を眺めることができるのかなあ・・・」としみじみ感じていたりもします。
去年も全く同じことを感じながら同じ場所の桜を眺めたのを先ほど思い出しました。1年あっという間でした・・・・

さて前回の投稿の冒頭に今年度はなかなか忙しくなりそうだぞ、ということを書き込みましたが、ほんとうそうなんです。
介護事業、経営者団体役員の仕事、個人活動、プライベートとどれも大事にしたいので・・
私、自分が大事にしたい価値観としてこのnoteでも、音声配信でも、フェイスブックなんかでも「楽天」ということを挙げていますが、基本、状況が色々と厳しことがあってもなるべく自分を追い込まずに楽に構えていこうということ、これ基本的な考え方です。
ただ、楽に構える一方で、実はとても重要なスタンスとして、今回書いてみたい「GRIT理論」を重視しているんです。心理的に楽に構えることと、GRIT理論と一見すると反対に感じる人もあるかもしれませんが自分の中では整合しています。(ここは後述します)
だから私の個人会社の名前にも入れ込んであります^^
オールグリット合同会社(All Grit合同会社)と言います。
ということで今日のnoteはこの「GRIT」について書いてみますね。



まずはGRIT理論とは・・・

人生の成功を手に入れる、夢を叶えるために必要なものはなんでしょうか。才能、それとも運の強さ?、いや経験値?色んな要素がありそうです。
しかしそれを持ち合わせていなければ成功できないのでしょうか。
アメリカで社会的成功者に共通する因子として数年前に話題となったのが、実はこの「GRIT」なんですよね。
グリットとは一体何なのか?
日本語に翻訳すれば、「やりぬく力」と表現するとよいようです。

こんな話があります。
アメリカで英語のスペルの正確さを競う「スペリング・ビー」というコンテストがあったらしく、出場した子供たちを対象に調査が行われました。
出題される単語に対して正しいつづりを答えていく。
1回でも間違えればそこで終了というルール。
アメリカ全土から集まった子供たちが優勝を目指して参加したわけですが、勝ち進んでいった子はどんな特徴を持っていたのか。
それは学校の成績が優秀で知能指数が高い子も、
稀有な才能を持っていた子供も、大勢いたようですが栄冠を勝ち取ったのは「グリット力がずば抜けて高い子供」だったということでした。
出場者の平均よりはるかに多くの時間を練習に費やして、沢山のコンテストに出場し、グリットを発揮してコツコツと努力を積み上げてきたからこそ、ミスが許されない大舞台で成果を発揮できたと・・・

ではこのGRITとは何なのか?
ということですね。

GRITはダックワースという心理学者によって提唱されました。同氏はそれを「重要な長期目標に向かって努力し続ける情熱と粘り強さ」だと伝えています。


GRITの4文字は一体何の略なんでしょう?
この4つの要素の頭文字が取られています。
Guts、Resilience、Initiative、Tenacityの4つ。

①Guts(度胸):困難に立ち向かう力
ガッツ。度胸や闘志。逆境や過酷な状況下であっても、くじけたりしないタフな心の事。大切な目的を果たすために、目の前にある壁を打破する勇気を持ち合わせているか。

②Resilience(復元力):挫折してもあきらめずに継続する力
レジリエンス。これは最近よく聞く言葉になりました。失敗しても続けることをあきらめずに何度でも立ち上がること。誰かに批判されても自らスイッチを切り替えて再び目標に向かって走り出すことができるか。

③Initiative(自発性):目標を自ら定めて取り組む力
イニシアチブ。自分の目的を設定し、そこへ向かって率先して行動する力。他の人に人生をゆだねることなく自律的に手綱を握り、たゆまぬ努力をし続けることができるか。

④Tenacity(執念):ひとつのことを最後までやり遂げる力
テナシティ。周囲の環境に惑わされずに、目標を成し遂げるために何度でも何年に渡ってでも1つの事に集中し続けることができる。飽きたり投げ出したりせずに到達点を目指す力。

これで分かるようにGRITとは自分の目的を達成するまで、何度も失敗があっても、壁にぶつかったとしても、諦めずに頑張り続けることができる能力です。IQや能力などは全く関係がないのです。それらがあっても情熱を失って途中で投げ出していたら人生の成功はないですよね。
逆に言えば、才能や能力が高くなかったとしても、このGRITによって自分を導いていければ人生の成功をつかむことは可能なんだと言えます。


あなたのGRITはどれくらい?

じゃあ私たちは、このGRITをどれくらい備えているのか?気になりませんか。上にご紹介したダックワース教授が作られたグリットスケールというアセスメントがあります。

上の表の1から10までの各文を読んで、自分に当てはまると思った数字にマルを付けます。あまり考えこまずに同僚や友人や家族とくらべてどうかと思った数字にマルをつけるといいようです。
10項目でマルを付けた点数を合計して10で割ります。最高スコアは5です。やり抜く力は「情熱」と「粘り強さ」の2つの要素で出来ているんですが、この2つの違いを知りたければ、「情熱」のスコアを出すには10項目のうちの奇数の問題のスコアを足して5で割ればいいです。「粘り強さ」については偶数の問題のスコアを足して5で割る。これでそれぞれのスコアが出ます。関心ある方は是非やってみてください。

ネットを検索していたら自動的にスコアが出るようになっているサイトも見つけましたのでこちらに貼り付けておきますね。

※こちら「50代からのマネープラン」というサイトより引用させて頂きました。自動的にスコアでるので便利です^^

では次に、このGRIT、やり抜く力は伸ばすことができるんでしょうか?
これは一握りの人が持っているものではなくて、誰もが伸ばすことができるんですよね。
皆さん、スコアはどれくらいで出ましたか?私は4.1か4.2くらいでしたねー。是非やってみてください^^


やり抜く力を伸ばす4つのステップ

やり抜く力を伸ばす4つのステップもダックワース教授は書籍の中で紹介されています。

①興味
自分のやっていることを心から楽しみ、尽きせぬ興味と子供のような好奇心をもって取り組んでいる

②練習
自己肯定感を高めるため、大きすぎる目標ではなく、自分のスキルを少し上回る目標を設定する。そしてそれをクリアする練習に励み、自分の弱点を克服するため、日々の努力を何年も続けている

③目的
自分の仕事や取り組んでいることが重要だと確信し、個人的に面白いだけではなく、他の人々にも役立つと思えるような目的意識を持つ。

④希望
困難にぶつかり、不安になっても、その苦しみは一時的なもので、特定の要因があるという楽観主義になり、自分の道を歩み続けるための希望を持ち続ける。

この「興味」「練習」「目的」「希望」という4つの特徴は、もともと持っているかどうかという性質のものではないです。興味の対象は自分でみつけることができます。また鍛錬、練習の習慣は自分で身に着けることができます。目的意識を養い、深い意義を感じ取ることもできる、そして「希望」を持つことも自分で選べるわけです。

なので、この4つの特徴は自分の内側から、自分で伸ばすことができます。
特に私にとっては最後の「希望」これがとても重要だと思っていて、自分自身が今重視している「楽観主義」とリンクしてくるんですよね。。。




希望こそが私の背中を押すのだ

4つの特徴の中の最後。「希望」について「GRITやり抜く力」の中でダックワース教授が書かれている部分を運用してみます。

希望とは何だろう?
「明日はきっと今日よりもいい日になる」と期待するのも、希望のひとつのかたちだ。そういう希望を持つとき、私たちは将来に明るい展望が開け、ものごとが順調に運ぶことを切に願う、将来がよくなるかどうかは、運任せと言ってもいい。
「やり抜く力」が発揮されるのは、それとは異なる希望を持つときだ。それは「自分たちの努力しだいで将来はよくなる」という信念にもとづいている。
「明日はきっといい日になる」と「明日はもっといい日にしてみせる」では大ちがいだ。「やり抜く力」の強い人びとが持つ希望は、運とは関係ない。
何度転んでも起き上がる。それがすべてだ。      (第9章)

明日はきっとよくなるという考え方は本当に大切だと今は感じます。
悲観主義では無力感にやられてしまう。
楽観主義こそが無力感を乗り越えられるのだと思う。楽観主義であればこそ、今やってきた苦しみは一時的で必ず特定の原因があってそれをつきとめれば解決していい方向に向かうはずだと思える。

あとは「成長思考」が大事らしい。人間はその気になれば、なんでも学んで身に着けることができる、と心から信じているからこそ行動に移せますよね。成長思考をすると、楽観的になれて、さらに粘り強くなるんだ、そう思っています。

楽観主義こそが、このGRITを内側から作っていく要素なんだろうと今、思っています。楽観は物事を深く考えずになあなあでやっていくというイメージもあるかもしれないですが、私が今思っている楽観は「あきらめずに自分のペースで進んでいれば必ずいい方向に向かうはず」というものです。
根拠?なくてもいいでしょう・・・
とにかく何とかなると思って種まきに徹する。これもGRITなんだろうと。

そしてコロナ禍の中で作った私の個人会社も、AllGritと命名したのは、この「やり抜く力」をAll、全方向に向けて発揮したいという思いからでした。
今年はこのAllGritの活動により力を入れていくので、このnoteの中でもどんどんご案内していくと思います^^

是非よろしくお願いします!

あと最後に、このGRITについての書籍はほかにもいくつかありますのでご紹介だけしておきます。実は今日ご紹介した書籍、「GRITやりぬく力」は内容はいいのですが、翻訳の問題なんだろうけど私としては相当読みにくい文章、と思っています。。。。
文章がなかなか入ってこないんですよね。そういう意味でとても残念だと思いました(あくまで個人的な感想)。

読みやすさという意味ではこの2冊がいいなと思っています。

お勧めです☆

ではでは、今日はこの辺で終わりにしましょうか。
15日には地元、新潟でTHEALFEEのliveに参加します。前から5列目!
そしてこの日は坂崎さんの誕生日!楽しみで仕方ないです^^
ではではまた~~~☆


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