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【必読】仕事を辞めようか迷っているあなたへ/転職して後悔した話

「私、今の仕事をこのまま続けていていいのかな…」
「彼に仕事の愚痴をこぼしたら、辞めちまえ!と言われた」
「ずーっと今の仕事を辞めたいと思っている」

あなたは長い間、一人でこんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、私が最近転職して後悔した理由と、今仕事を辞めるか悩んでいる方へアドバイスを贈ります。
この記事と私の苦い経験が、少しでもあなたのお役に立てば幸いです。


今回の転職に至るまでの経緯

まず、今回の転職理由を簡単に書いておこう。
私は新卒でブラック企業を1年足らずで退職した後、前職に入社し、そこを今年の2月末で退職→転職し、今に至る。

1回目の転職は大成功だった。
一つ目の理由は残業の多さや人間関係、社風が合わない事のストレスから、まさに朝会社に足が向かないほど、精神的に極限状態だったから。
二つ目は、転職したことで給料やリモート勤務可などの待遇、人間関係、社風(オッサンばかりのザ・昭和の会社⇒平均年齢の若いベンチャー企業)などの待遇条件が軒並み良くなったからだ。

若くて貯金もなく、藁にも縋る思いで内定を貰った1社目に転がり込むようにして入社したのだが、仕事は忙しいものの、信頼できる上司がいて、
「何かトラブルが起きてもこの人がいるから大丈夫だ!」という心理的安全性が保障されている環境は大変心強かった。
インセンティブ制度で、自分が頑張っただけ給料が上がる環境もモチベが上がるし、とても恵まれていた。

そんな待遇の良い会社を2月に退職した。
辞めたというか、そもそも会社自体がなくなってしまったのだが、以下を理由に親会社へ転籍せず、半ば衝動的に辞めてしまった。
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・入社当時からそもそも興味があった業界ではなく、自分が興味がある分野であればもっと成果が出せるのでは?と夢を見た。
・興味がなく最低限の勉強しかしないので、スキルアップに繋がらない不安や焦りがあったから。
=自分が提供できるサービスに質に自信がない
・ただお金のために時間=命を売っている状況を虚しく感じていたから。
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体制変更によるストレスや自分の成績低迷など、細かく書けば色々あるが、
要は心が死んでいるように感じていて、
「もっと生きている実感が欲しい!」「毎日イキイキしていたい!」
「明日が楽しみだと思える人生を送りたい!」

という理由から退職を決意した。

理由① 仕事にやりがいを感じられない

これは、言い換えれば以下3点。
❶自分の“得意”が活かせない。
❷相手から求められる、頼られる、お願いされるという事がほぼなくなったこと。
❸単純に業務量が少なくてクソ暇。

一つ目は、高いお金掛けて自己理解したのに⁇(笑)ってマジで笑うしかないけれども、結局入社してみないと業務の詳細なんか分からない。
そして自分のリサーチ不足の結果だ。
同じ営業職でも、現職は商談ばかりで雑談や話す事が苦手な私にはめちゃキツイし辛い。楽にできている奴からダメだしされると、「おめぇは得意なんだろ⁇ 同じだと思うなよ」と心の中でイライラしている。
前職は基本メールと電話対応でスピードと量重視の仕事であった点、達成欲も満たされていた。これは完全にやっちまったとしか言えない。
【教訓】
業界なんて二の次。自分の特性、得意を活かせてなんぼ。

自分が得意なことであれば、ストレス少なく作業できるし、
他の人が苦労することをスムーズにこなせる存在でいられるのだから、
重宝されるし良い評価も得られて、その場に居やすくもなる。
※自分と同じ得意を持つ奴がたくさんいる環境だとまた感じ方が変わってくるだろうけど。

二つ目は、人間は基本的に頼られることに喜びややりがいを感じる生き物だ。
私は特にその傾向が強いかもしれないのだが、前職は個人のサービス利用者から「こうしてくれ」「ああしてくれ」「お願いします」と依頼されて一生懸命尽くすようなことが多かったのだが、今は別に生きるのに必要でもない商品やサービスを売らなければならないストレスがある。
この会社に限らず、現代社会では上記が病む大きな要因として存在している。
エッセンシャルワーカーは給与などの待遇が悪くキツイが、やりがいがあるのに対して、高給でもやりがいほぼゼロで病む仕事がゴロゴロしている。

理由② 前職よりも収入が下がった

お金は幸福度には直結しない。ただ資本主義社会で生きている以上、お金で買える幸せはたくさんあるし、お金は不安を軽減でき、心に余裕をもたらすものだ。
生きていくのに最低限あればいいと思い、希望の収入を決めて転職活動をしたが、
実際に転職後、収入が半分以下になって( ノД`)シクシク…
まさにバブルが弾けた後のおじ様たちの気持ちを味わっている…こりゃいじけて当然だわ…。
人間は相対で物事を考える生き物なので、何だかもの悲しいし、虚しいです。
人生金じゃないと信じたいが、結局資本主義の社会においては金がないと死にはしなくても何かと不便だ。

しかも給与体系が、契約取っただけ何パーセントかバックがある、ではなくて成績が“上の人間が勝手に決めた”一定のラインに達さなければ基本給が下がっていくという、モチベがブチ下がる+不安を煽るようなクソな仕組みだった。

理由③ ベテランから新人への転落

猿の社会にも人間社会と同じようにヒエラルキーが存在するらしいが、
血中のストレスホルモン値を計測した所、下位のお猿さんほど値が高かったそうだ。
これと同じことが人間社会でも言えて、立場の低い人間ほど自由が利かず、堂々と振る舞う事ができず、ストレスレベルが高くなりがちだと思う。
私は前職では7、8年勤めていて、部下に仕事を教える機会も頂き、気付けば曲がりなりにもベテランといえるような立場になっていた。
実績を認めてもらい、少しでも会社に貢献できている実感がある事は幸せだった。
それが転職した瞬間に、「なんの実績もない生意気な新人」「部外者」「ただの変わり者」に転落した。

理由④ 仲間の喪失

これは転職してみて初めて感じて、自分でも意外だったこと。
転職してしばらくして、仲間を失ったホームシックに似た寂しさとショックを感じるようになった。
20代半ばという若い時から7、8年という長い期間お世話になった会社であったし、少数精鋭で不思議な居心地の良さがある会社だったからかもしれない。
業務は日々数字に追われるし、トラブルに泣かされることもあったが、
気持ちの悪い愛社精神がなく、程よい距離感で個々に裁量性があって自由に仕事ができた環境が恋しくなってしまった。

理由⑤ やらない後悔よりも、やる後悔

親会社に試しに転籍して仕事してみて、それでダメなら転職!
という形であれば、こんな風にウジウジしなかったと思う。
半ば衝動的に、それをせずに逃げるように辞めてしまって後悔している。
【教訓】
ただ「何となく怖い」で逃げるのはNG。
モヤモヤするレベルなら一度やってみてから決断を。
※ただ!!既に心身が悲鳴を上げていて、食べられない眠れない等の異常をきたしている人は鬱病などになる前に速やかに逃げてほしい。
できれば精神科医に相談を。

理由⑥ 他人の意見に影響された

信頼に値すると感じる他者の意見ならば、まだいいんです。
尊敬している人の意見ならばいいのです。
ただ、私が影響を受けてしまったのは、別に私のことを好きでも愛してもいないような当時の恋人の意見。

私たちの思考って、多かれ少なかれ社会や文化に影響されて出来上がったものだから、100%ピュアな自分の考えなんて存在しないと思うけれども、
ただ「辞めちまえ!」と喚くだけの人間に影響を受けて、結果的に後先あまり考えず、衝動的にこれまで積み上げてきたものもたくさんあった仕事を辞めてしまった事は、後悔以外の何物でもない。
【教訓】
決断の前に、他者の意見が入っていれば切り捨てよ!
本当の自分はどうしたい?今ここで改善できる事はもうないか?
一度、落ち着いて優しく聞いてみよう。

最後に

今回、転職するにあたってしたことは、八木仁平さんの『自己理解』と、
『科学的な適職』という本を読んで自分なりに最適解に近い会社を選んだつもりだ。
めちゃくちゃ外れた会社を選んでしまった訳ではないと思うが、転職後色々と後悔の積もる今日この頃。
仕事を辞めようか、変えようか考えている人は是非一度休職という形で自分に立ち止まる時間をプレゼントするなどして、本当に転職する必要があるのか今一度考えてみてほしい。
余裕がなければ、少し休みを取って余裕を自分にあげてね。

そして転職しようか迷っている人へも、既に転職して私と同じように後悔している人へも伝えたいことがあります。

会社の仕事だけにマジにならないで。
仕事なんて、本来生きていくための手段の一つに過ぎないし、この世には五万と仕事があります。
会社なんて、どこか他の人間が作ったビジョンや価値観の組織だからね?本来合わなくて当然だし。
まだあなたや私が体験した事のない仕事もたくさんあるよ。

そもそも資本主義=競争社会では忘れられがちだけれども、
家でくつろいでいるおばあちゃんのように、お金を稼いでいなくたって、
人はそこにいるだけでもう存在価値があるんだよね。
とりあえず、今できることからやっていこう。

ここまで読んでくれて、ありがとう。
それではまた👋


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