見出し画像

哲学の流れについて(アーツ&クラフツ運動・道徳療法)

一時期、哲学は流れが重要だと聞いて、
どんな流れになっているのかを調べた事があります。
(どの哲学が誰の影響を受けているかとか)

要約すると、
正直、本によって書いてる事に若干違いがあります。😅

つまり正確には分からないのである程度の流れが分かればいいのかなと思います。
(すべての内容を把握出来るわけではないので)

以下は、前回の記事の流れで重要そうな所を書きます。
(アーツ&クラフツ運動、道徳療法について)


アーツ&クラフツ運動について

ラスキンは、トマス・カーライルの影響を受けているそうです。
(また、初期の作業療法の本を書いているハーバードjホールもカーライルの著書の引用をしてるので影響を受けていると思います。)

カーライルの「過去と現在」という本は仕事について語られています。
(この本かなり難解です。)

「労働とは生命である。」p283

カーライル選集3 過去と現在

とまで言われています。
労働について色々な事を気づかせてくれます。

道徳療法について

フィリップピネルは、その時代の哲学に精通していたそうです。
(Wikipediaにも書かれてましたが、ルソーの影響を受けているそうです。)

ルソーはロックの影響を受けています。
また、フランス人権宣言にもロックの考え方が影響を与えているそうです。
(フランス革命後、介入する為の土壌ができ、道徳療法が次第に行われ始めた。)

なので、作業療法的にもロックは押さえたいです。
(出来たらモンテスキューも人権宣言に関係してるから読みたいのかも。ちょっとまだそこまで手が回らない。😢)

ロックはジョン・ロックの権利論ー生存権とその射程ー
を読みました。

ロックの財産権に対しての考えのベースには生存権があると、
この本では伝えてくれてます。
素人が原書を読むだけでは気づかない論点を気づかせてくれる本でした。

この本は、原書を読む時間がないなら研究者の方の本を読むのも手だなっていう事を気づかせてくれた本です。

まとめ

実を言うと、どちらも啓蒙思想からの流れを汲むので意外と根っこの考えが似てたりもします。

引用文献

カーライル選集3 過去と現在

参考文献

経済学の哲学 19世期経済思想とラスキン(中公新書) 伊藤邦武
Handicrafts for the handicapped  Herbert James hall
哲学マップ 貫成人
哲学と宗教全史 出口治明

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?