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七杯目「畝り」

ケニア・カラツファクトリー(堀口珈琲
フルシティロースト
¥2,052 / 200g

里山の澄んだ小川の一角に、
海辺の丘の潮風に、
ジャズギタリストの洗練された指さばきに、
僕らは比類なき躍動感を覚える。
それを今、“畝り”と呼んでみよう。
力強く(しかし強引ではなく)、簡潔である(だが膨大な量の情報を秘めている)。
“畝り”は淀みを掻き混ぜ、解き放つ。
まるで、そう……こおひいのように。


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(四月一)

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君は友の、澄み切った空気であり、孤独であり、パンであり、薬であるか。みずからを縛る鎖を解くことができなくても、友を解き放つことができる者は少なくない