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青い空とピンクのユニフォーム🌸セレおじ版【Vol.9】

介護、だからこそ。

当社はセレッソ大阪のオフィシャルパートナーだからサントリーウエルネスの「Beサポ」に取り組んでいる……わけじゃないんです。

きっかけはそうだったかもしれませんが、切り離して考えています。

元々、当社では「Walk On」という社内プロジェクトを立ち上げていました。

意図としては、高齢者施設をご利用される方々がサッカーやセレッソというコンテンツを通じて社会、そして若者との繋がりを持とう、ひいては年齢や世代を飛び越えて、イキイキとした人生を送ってほしいと考えていました。

"Walk On"――つまり、“歩み続ける”。いくつになっても前を向いて、歩み続けてほしいという願いを込めています。

その中で、当社のコーポレートミッション(「今日よりもわくわくする価値を創る」)と「Beサポ」の考え方に合致したということで取り組んでいます。

とは言え、介護業界は慢性的に「人材不足」で悩まされている業界です。

介護施設で「Beサポ」に取り組んでみましょう……と言っても、反応が鈍い施設も多いのが現状です。私の知り合いの施設にもこの「Beサポ」を紹介しますが「良いとは思うけど、そもそも人がいないから……」と言われてしまい、非常に悲しい思いがします。

人がいたらやるのか…という議論はさておき。人がいないんです。
当社で「Beサポ」に取り組んでいる八尾太田も充足しているか、と言われたら「Yes」とは言い切れません。

しかし、ここは創意工夫です。

サッカーの試合は大半が土日。その曜日はお休みのパートさんが多いので、なるべく平日に回すこと(「見逃し配信」)で、応援会ができるように工夫しています。
この夏場はナイトゲームが主となるので、非常に助かっています(ジャストタイムでの応援会はできない)。

こうして応援会を続けていくことで、セレッソサポーターの皆さんからも「俺たちセレッソのパートナー企業である、あの(へんてこな)介護の会社では毎試合応援会が行われている」という認識が徐々に広まりつつあります。

するとどうでしょうか? サポーターの方の中には介護業界で働く方もいらっしゃり、(アノ会社で働いてみたい…)と思われる方もきっといるかも知れません。

当社が「エスコートシニア/フラッグベアラー」を行った試合をご覧になった方で、実際に当社にご応募いただいた方がおり、現在就業されているスタッフの方も誕生しました。

スタジアムのどこかでこの光景をご覧になり、気持ちが揺さぶられたのだと思います。

闇雲に「スポンサーになろう」ということではなく、当社が目指す「あるべき姿」や「価値」に対して共感していただいたからこその出来事だったと思います。

介護業界はまだまだ自分たちの「価値」に気づかず、また発信せずに日々、仕事に追われていることがあります。さらにネガティブなイメージもあるのが現状です。

しかし、自分たちの価値を積極的に発信することで、人材の採用にまでつながることがあるのです。

介護だからこそ、きっと価値ある取り組みをしっかりされている施設も多いのではないかと思います。

まずは、自分たちの「価値」を再発見して、それを伸ばし、発信していくことで状況が変わることがあるかもしれません。

ちなみに、当社としてサッカーを応援することで採用につながったというのは正直、予想外の出来事でした。

最も大切なのは、ご利用者様がサッカーやセレッソを通じて、若者と世代を超えられる世界を創ることです。

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