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相川英輔さんが100字小説で英語圏デビュー決定

『雲を離れた月』(書肆侃侃房)などがある相川英輔さんの書下ろし短編小説が、オーストラリアの文芸アンソロジー「Insignia Drabbles」シリーズ『Japanese Fantasy Drabbles』への掲載が決まりました。

『Japanese Fantasy Drabbles』には、日本の民話や怪談に着想を得たファンタジーやSF作品が収録されます。

オーストラリアの作家さんたちと一緒に掲載される相川さんの作品は、「Afternoon Chat」と「Their Magic」(ともに英訳:Toshiya Kameiさん)。前者では秘密のある恋人同士の午後の会話を、後者ではワサビ農家の終わりと始まりを描いています。2020年前半に刊行予定ですので、楽しみにお待ちください。

「Drabble」とは……?

Drabbleとは、ちょうど100字で完結する超短編小説のこと。日本で言うと、北野勇作さんの「(ほぼ)100字小説」に近いようなものです。文学ファンのみなさまには、北野さんがブンゲイファイトクラブ第1回の勝者となられたことが記憶に新しいかもしれません。決勝ジャッジ樋口恭介さんによる評からは、超短編小説の魅力も伝わってきます。国内外で超短編小説の人気に火がつく日も近いかも⁉

著者略歴
相川英輔(あいかわ えいすけ)
1977年生まれ。福岡市在住。2005年、第35回九州芸術祭文学賞佳作受賞。2013年、第13回坊ちゃん文学賞佳作受賞。2016年、福岡市文学賞受賞。致著書に『ハイキング』『ハミングバード』(電子書籍・惑星と口笛ブックス)、『雲を離れた月』(書肆侃侃房)がある。




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