(雑文)大丈夫か、BABYMETAL!? ロック、その他音楽ジャンルについての考察
BABYMETALが
ちょっと見ない間になにやら、えらい事になってるらしい・・。
2014年7月5日
Sonisphere Festival UK(www.sonisphere.co.uk)に出演決定
BABYMETAL公式
http://www.babymetal.jp/home/
「Sonisphere」って、WIKIPEDIAに日本語の項目がありません。英語版翻訳するとヨーロッパ数カ国で行われるメタルロック系のイベントらしい。
日本人なんてお呼びじゃない、本格ヘビーメタルロック系のイベント
って事ですな。
それのイギリスのステージに出ると・・。しかもBABYMETAL WORLDツアーのイベントの一つとして。日本の音楽グループでヨーロッパでツアーってのもすごいが、ここで一つ疑問なのが
BABYMETALって「さくら学院」系のアイドルグループでメタルじゃねーだろ
て事なんです。
名前に「METAL」って入れて、多少ロックっぽいパフォーマンス行うが本人達や企画した事務所、ファンにいたるまで
「パロディ」だと承知していたはず・・。
ところが、海外での扱いはなんか違うみたい。ヘビメタ部門で曲が販売されてる。しかも結構、売れちゃってる。
なんでこれ、成立しちゃってんの・・?っていうか、このままこんなイベントにでちゃってOK?大丈夫なの・・ってのが今回の考察です。
まだ研究中の分野につきこの文章、随時変更の可能性あり。
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「大丈夫か、BABYMETAL!? ロック、その他音楽ジャンルについての考察」
昔、なんかで読んだけどシャレで「パンクロック」と「ヘビメタ」のバンドってどこで区別すればいいの?ってのがありました。
答えは安全靴を履いてるのがパンクで、ロンドンブーツを履いてるのがヘビメタ・・だそうです。
こんな判断方法でいいのっていうのはありますが、実はちょっと当たってたりして?
以下の文章からだいぶ私見が入ってますが・・
若者に、はやる音楽(フォーク、ロック、ヒップホップetc)って(かなり乱暴ですが)こんな感じで普及するようです。
①最初の世代が社会や生活への怒り、悲しみを歌う
↓
②「①」がクールとうけとられ、次の世代がジャンルの枠は残したまま、思想的な要素を抜いた曲やパフォーマンスを行う
(ここらへんから恋愛をテーマにしたのが出始める)
↓
③歌謡曲(女子供向け。主に恋愛ソング(爆笑)、アイドルはここ!!)
①~②までの間でジャンルが細分化し、最終的には歌謡曲に集約されていく、と。
フォークでいうと日本(外国はわかんね~)では
①反戦フォーク→②吉田拓郎、井上陽水→③歌謡曲
ヒップホップも最初もろ①だったはずだが最後はEAST END×YURIとかになっちゃったり。
で、ロックでいうと(プレスリー~ビートルズまではおいといて、)
①はボブディラン、ハードコアパンクは①に近い、ヘビメタは②ってところなんでは。
さて、問題は②の時点でその音楽ジャンルの思想的?な背景は抜けているんです・・。
すると②以降は演奏スタイルや曲調の違いでしか、カテゴリ分けできない。
でも、音楽ってのはある日突然②から③に切り替わるというわけでもない。
ここからこっちが歌謡曲って線が見えるわけではない。
本題にもどしますと
日本でBABYMETALがデビューした、曲調にある程度ロック調の要素があって、パフォーマンスを行う。
で、外人にしてみりゃなにしろ名前に「METAL」って入っちゃってる。
「自分達は歌謡曲じゃなくてMETALって主張してるのか!? お、おう」
って事になっちゃうと思うのです。
(何度もいいますが、なにしろMETALが歌謡曲に至るまでの明確な線なんてないんだから)
いや、YOUTUBEでBABYMETALを見た外人のあからさまな「コレジャナイ」感もいろいろ伝えられているようですが、それでもかなりの数が
「まあ、かわいいからいいや」
になっちゃってヒットにつながっているもの・・と推測されます。
(その証拠に女性ヘビメタファンはBABYMETALに対して冷たいようです。)
じゃあ、他のバンドは受け入れてくれるのか?なんですが、拙者の見たところ
外人のヘビメタバンドってすごくプロレスっぽいノリ
の感じがする。
まあ、ラウンドガール的なマスコットもいてもいいんじゃないの?(かわいいしw)って事でなんとかなるんでは??
ただし、ケレン(古い言葉で邪道な事ね)には違いないので、こんなの許されるの1組だけでしょう。
結局、どの芸術の分野でも邪道が主流を圧倒したとき、そのジャンルは廃れます。(悪貨は良貨を駆逐する)なにしろ、コアなファンが離れていってしまうから。
安易に2匹目のドジョウを追うやつらが出ないことを祈りつつ、BABYMETALにはがんばってもらいたいですね。
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