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生徒会 第3話 仕掛け人

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少子化の煽りを受け、その中学は廃校となり、人も通わない所であった
が、最近になってやたらと人の出入りが増えたのだ
生徒達だけでなく、保護者や一般の人もであった

何故か?

新任の、「時の市長」が仕掛け人であった
廃校跡を利用し、新生中学を復活させる、希望した生徒は自由に転入できるこれを定めたのだ

と、言ってもそう時間があった訳ではなく、集まったのは全学年合わせて2クラス分の人数であった、が、それはそれで評判だったのだ

意を用いた市長は、新生中学は今までの校則にはこだわらずともよいと宣言した、つまり、拘束はしないと明言したのである

その結果、例えば、制服、体操服は今までのものでよく、特に制限はしない
と定め、チェックは事実上しないこととなった

理由としては5~6校から生徒が来るので、揃えるのが手間だからである

何もかもが手探りで、一からの再スタートとなったのだ、但し、
今までに固執する必要は無かった

新たに決めないとならないこともある、
生徒会の運営もそのひとつであった、そのため、集まってもらっていたのだ

アンケートのレイアウトが仕上がった
それは、自分のリクエストする競技を4つまで、
書くことができるようになっていた

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