「保存料は使っていません」のワナ、発酵風味料や発酵調味料は安全か?
昨日書いた記事で取り上げてない「保存料不使用」の表示が気になったので色々調べてみた。
その前に、よく見かける「発酵調味料」ってどういうものか?気になったのでそちらから調査…。
添加物の成分名 発酵調味料
添加物の別名 米発酵調味料
カテゴリ 食品扱いの添加物
健康被害の不安度 少し不安
備考
発酵調味料の原料は米やとうもろこし。製品によって原料は異なるが、これらの農作物が原料となることが多い。それをアルコール発酵させ、グルタミン酸ナトリウムやブドウ糖、酸味料を加えて作る。
リサーチ情報
ブドウ糖や水あめ、香料などを使って、みりんぽくした合成甘味料のようなもの。純米みりんの代用品としてみりん風調味料と発酵調味料が作られた。
これらは酒税を回避するための条件を満たしているため、消費者に安価で提供することができる。
デメリット
とうもろこしが原料の場合はアメリカ産の遺伝子組み換えの不安要素がある。
すでにこの時点で、あまり良くないのが判明💦
次に見つけたのはこちら
発酵調味液とは「発酵させた調味料の総称」
発酵させることによってうまみが出ている液体調味料のことをまとめて、発酵調味液という。
様々な発酵調味料の中でどれを使っているのかは、記載していないと分からない。全部書いてくれている親切なメーカーもあるが、発酵調味液とだけ書いて何が入っているのか分からないものが多い。
それでも知りたい場合は、メーカーのお客様相談室に聞くしかない。中には「発酵調味料」と書いてあるものもある。発酵調味液は液体なのに対し、発酵調味料は粉末も含む。
発酵調味液と発酵調味料の違いがわからなかったので、この記事のおかげでクリアに!
そして最後に紹介するのは『NEWSポストセブン』実は、こちらの記事の内容が一番衝撃的だった!
2019年7月中旬、国産ドライフルーツ製造メーカーの一部商品から、基準値を超える「ソルビン酸」が検出されたことがわかった。ソルビン酸とは「保存料」の一種。メーカーが「食べても健康への影響はない」と発表し、自主回収を行ったことは大きなニュースにはなっていない。
「ソルビン酸は厚生労働省が使用基準量を設定。基準量以下なら人の健康を損なう心配がないとされる。逆に考えれば、基準値を超えた量は健康を損なう恐れがあるということ。そもそも、ソルビン酸を使用すること自体に危険性が指摘されているのに、基準値をオーバーするなんてありえない」
一方、スーパーの食品売り場でよく見かけるのは、「保存料は使っていません」「防腐剤不使用」と大きく書かれた食品。保存料を使っている商品と比べ、「体によさそうだ」と、手に取ってしまうのが消費者の心理というもの。だが、こうした安心感を与える表示の裏側には、危険な落とし穴があった。
◆「保存料」を「発酵風味料」「発酵調味料」とごまかしている
よく使われる保存料として、安息香酸、安息香酸ナトリウム、しらこたん白抽出物、プロピオン酸、ポリリジンなどが挙げられる。
今回、ドライフルーツで基準値を超えて使われていた「ソルビン酸」も、同じく保存料の一種で、カビや細菌の発生を抑えて、食品の保存性を高めるために使われている。
ちなみに、「保存料」と「防腐剤」は同様の意味で使われることが多いが、食品添加物を意味する時は、「保存料」と表示するのがルール。商品の「原材料名」欄には、「保存料(ソルビン酸)」などと記載されることが多い。
「ソルビン酸は、水に溶けにくいがアルコールには溶けやすい。ソルビン酸が多く含まれているのは、かまぼこやちくわなどの練り製品。つまり、お酒のつまみに練り製品を食べると、アルコールにソルビン酸が溶ける。溶けた物質が、どのように体内に吸収されるのか、影響があるのか、危険性の有無は、まだ実証されていない」
ただし、そうした保存料の危険性は、知ってさえいれば、「原材料名」表示をチェックして、口に入れなければいいだけともいえる。
食品保存料のもっと重大な問題は、保存料の目的で使われている添加物でも、「保存料」と表示されない、“ステルス保存料”というべき成分があることだ。そうなると、表示をチェックしても避けることができない。
その1つが「ナイシン」という添加物。
「ナイシンは乳酸菌が作り出す抗生物質。抗生物質は菌や細胞を殺すものだから、医療で使うのが大原則。だが、バクテリアの増殖を抑える効果があるので、食品に使うことも認められている。
しかし、大きな問題は、原材料名に『保存料(ナイシン)』と書くと印象がよくないので、『発酵風味料』『発酵調味料』と表記するケースがあること。このような場合には、そもそもナイシンを保存料として表示する義務がない。乳酸菌を使って培養した『発酵風味料』はほかにもあるので、そう表示されると、ナイシンが入っているかどうかはわからなくなる」
体に及ぼす影響は、ソルビン酸より重大だとされる。
「ナイシンはほかの添加物に比べて扱いが厳しい。食品安全委員会の発表では、1日の許容摂取量はソルビン酸が体重1kgあたり25gに対し、ナイシンは0.13mgです。そのくらい、微量でも体への影響が大きいとされ、使用が制限されている物質。
食品からナイシンを摂取しすぎると、食品に含まれている耐性菌が体内に入ってしまい、本当に抗生物質が必要になった時に効かなくなってしまう恐れがあると指摘されている」
チーズには「ナイシン」が保存料として多く使われている
「発酵調味料は日持ちをよくするので主に弁当や総菜類に使われているが、問題のない調味料が使われているケースもあれば、抗生物質のような薬材の可能性もある。『発酵調味料』と書かれていても、正体が何なのかはわからない」
「発酵」と聞くと体にいいイメージを抱いてしまうが、それこそが罠。思いがけない危険が潜んでいることを覚えておきたい。
〜転載終わり〜
「Aの素」やみりんの製造会社などのホームページで発酵調味料について載ってないか探したけど、この辺の(都合の悪い?)情報が全く載っていなくて、探すのにかなり時間がかかった。
今回色々調べてみて、やっぱり「保存料使っていません」は安心できないなというのが個人的な感想…。
明日も添加物シリーズ?さらに掘り下げてみます。
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