見出し画像

【躁鬱】復職3回目OL、無事3日目で再燃する

はじめまして。IT系勤務の会社員りんごりらです。
新卒で入社した会社をもうかれこれ3回休職しており、今回はその経緯をまとめました。

<<経緯>>

1回目:新卒入社したての秋に「うつ状態」で2週間休職
  (のちにうつ病と診断されていたことが発覚)
2回目:2年目の秋、業務量の増加と季節の変わり目にやられ4カ月休職
  (「双極性障害2型」と診断された)
3回目:2回目よりちょうど1年後、同じような状況で3カ月休職

現在、2023年1月に部署を変えて復職しました。

<<発症した原因>>

・業務量の多さゆえセルフ休日出勤したり、やり残した仕事を家に持ち帰ってやっていたから
・もともとの体質
・本当にやりたい仕事ではないから
・夏➡秋に変化する季節の変わり目が苦手だから

やはり一番の要因は業務量かなあと思います。社内でわりと激務な所属に配属されましたので。

思えば入社前、大学3年生くらいから徐々に発症していったと思います。大学のカウンセリングにも通っていましたし。とはいえ、学生と社会人じゃ背負う責任が違いますね。一人で暮らしていけるように、親に甘えずに自立しないといけないというプレッシャー。

しかし、躁鬱と診断されるまでは、もともと「気分に波がある」という自覚がなかったので病気だと思わなかったし、今でも寛解している時は「病気じゃなくて単なる性格、体質なんじゃないか」と思っています。躁鬱病あるあるですね。

<<復職3日目でギブアップ>>

復職者が乗り越えるべき山場は「3日、3週間、3カ月」といいます。見事に3日目にしてやられました。もちろん、異動で職場環境がガラっと変わったことや、新しい人間関係を構築するのに慣れは必要ですし、その覚悟はありました。しかし、

仕事する体力が思った以上にない

私は別名、「仕事筋」と呼んでいます。仕事をする時に使う脳みそや出社するのに必要な体力(筋肉)のことですね。これが想像以上になかった。
もちろん、休職中は通勤訓練で毎日外に出て、勉強したり何か作業をやっていたので体力に自信はありましたけど、いざ仕事をしてみると、

ずっと緊張状態を強いられる

人の目があるので、在宅勤務のようにだら~~とすることはできないですよね。背筋ピーンでシャキっとしなきゃ!どうしてもそういう意識が働いてしまいます。帰宅するときなんか想像以上に疲れています。それなのに、

周囲の人間からすれば、本人は「元気そう」に見える

「微笑みうつ病」なんて病名があるように、精神病患者は外ヅラを良くみせようとする傾向があります。内面で希死念慮を抱いていても、普通に人と接することができるし、仕事を難なくこなせてしまう。演技が上手くなっていく半面、「なんで周囲は理解してくれないんだろう」という無力感に襲われます。心配してほしいのか、健常者のように放っておいてほしいのかどっちなんだと自問自答の毎日。

理由のない希死念慮は自殺願望へ

復職1日目は何とか初日挨拶を終え、2日目は業務で必要な知識を頭にぶちこむ、しかし3日目には脳の容量が不足してパンクしだす。そして疲労鬱になったまま土日を迎え、天気は晴れてるのになぜか朝から死にたくなっている…

再熱というよりは、再熱の入り口にいるようです。それにしても鬱状態というのはなんて辛いのでしょうか。寛解してる時は自分が躁鬱だったことなんか忘れてます。「もう治った」とか「この調子なら産業医面談も誤魔化せる」とか舐めプしてます。でも、鬱に落ちた時に思い出すんですね。やっぱり治ってなかったんだと、そして一生付き合っていく病気なんだと。

<<これからの目標>>

・とりあえず毎日9時-17時で出勤する。出社できなかったら在宅勤務で頑張る。なるべく休まない。
・やっぱり時短勤務にするという選択もあって良い
・仕事以外の楽しみを見つける
・一人で抱え込まないで誰かに相談する
・「頑張らなきゃ」ではなく「どうすれば楽にできるか」を考える

復職後、通常は時短勤務からスタートするのですが、私の場合は躁で散財したお金の心配があったので、産業医に無理を言って通常勤務にしてもらいました。
でも、復職してからは以前のようにバリバリ働けないという現実に直面しました。これは諦めるとともに受け入れていくしかないですね。

そして難しいのが「今苦しくてもここが踏ん張りどころなのか、それとも休むべきサインなのか」という見極めです。耐えなくちゃならない場面なのか、再熱を防ぐための早期予防なのか判断が難しいのです。私は3回休職しましたが、いまだに正解がわかっておりません。

きっとこれから、新しい所属で演技していたことがバレて、色々とボロが出てくるでしょう。同僚には精神疾患で休職していたことを伝えていません。17時ぴったりに部長の指示で帰らされる私を見て「もしや…?」と思われているかもしれません。しかし、病名はきっとわからないでしょう。打ち明けたところで理解してもらえるとも限りません。そして、今のまま鬱状態が続けば、いずれ突発的に休んでしまい、結果として所属に多大なる迷惑がかかるでしょう。

そうならないためにも、自分の命を守るためにも、今できる最善の選択をしていかなければならないなーと思うのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?