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もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。:松浦 弥太郎

25になっちゃったからね。読んだよ。

  • 新卒からやり直すならこうする!

  • 大学生のうちにやっておきたいこと⚪選

  • 新卒の教科書

などなど。世の中には先輩方からのありがたい振り返りがたくさんある。

本だけに限らず、SNSで誰もが発信者になった今は「成功者のコツ」「成功者っぽい人が打ち明ける戦術」「俺みたいになるなシリーズ」がそれこそ無限にある。

あとあれね、「自分は本当は70歳なんだけど、神様にお願いして20代にしてもらった!」という設定で生きるみたいなやつね。

面白いと思うけど、参考にするもので実践に取り入れるかはまた別の話だと思う。実践できると「何か」が変わるんだろうな〜とは思うけど、今の自分にある程度満足しているからね。

「今に満足」っていうとこれはこれで色々言われるのよ。
「向上心がない」とかね。

私の人生に可能性を感じてくれているのは大変ありがたいだけど、
ぬるま湯が好きなもので……とはなる。

そんな私だから「この手」の本を読むのは初めて。
うわって思っても読み切ろ〜って読んだ。
出版物にある程度の良識とモラルを夢見ているので「SNSで誰ともわからない人が言っている投稿よりは参考になるかな」みたいな

読んでて知ったんだけど、作者、すごい人だったみたい。
「暮しの手帖」の取締役&編集長だった人だそうな。その後、クックパッドで「くらしのきほん」を作ったり。クックパッド退職後はDEAN & DELUCAマガジンの編集長したり。

出版側の人間が本を書く時って校閲入るのかな?入るか。まぁいいや。
いいなって思ったものをいくつかピックしよう。

1 社会の歯車になる

ここは完全同意。
正解不正解はないけど、「一般企業に勤める社会人」になっておくことがもたらしてくれる利点が、現代社会ではすごく多い。漫画家さんでさえ「一回就活しとけ」とかがアドバイスとして出てくる時代だからね。歯車にって言われると不快感を示す人いるかもしれないけど。

  • 小さな歯車として大きな機械の一つになること

  • 摩耗しないようにすること

  • 他の歯車との噛み合わせを考えること

  • 他の歯車とちゃんと噛み合うこと

とかとか。ある程度やっておくの大事だよね。
JTCに入る利点もここにある。メールの書き方1つからきっちり仕込まれるらしいからね。私はベンチャーなので全然分かんない!困った!

ただ、「25歳の僕が」とタイトルにあるように、この本を手に取るのは24~25歳くらいの人だと思う。大学卒業して22歳って思うと、ちょっと遅いかも……?第二新卒とかでギリギリ行けるかな。
3年くらいならどうにでもなるよ派と経歴に穴はやめておけ派がいるので難しい。

18 パス回しができる友達を作る

これはつい最近感じた。正直、本を読んでる時はそこまで感じなかったんけど、友達にあげる誕プレの相談を受けた時にすごく思った。

私は別に化粧品に詳しいわけじゃないし、普段もお化粧しないタイプ。
でも「メイクアップそのもの」が好きだから、友達の中ではYouTubeであれこれ見たりはしてる方かな。メイクが好きというよりは「そのYouTuberが好き」の方が私的には近いんだけど、美容系(化粧系?)YouTuberなので結果的に知識は貯まる。

これがいいよ!とか話すこともないし、使っているのはプチプラばかり。
聞いてきた友達の方がよっぽどお金かけてると思う。

それでも私に聞いて、どうやら気になったものがあったみたいだった。
嬉しいね~~~~!!!!
今回はパスというより「一緒に探して」ではあるんだけど、友達って基本そうじゃない?丸投げすることなんて、そうそうない気がする。

友達が何を好きで、どんなことに詳しいかとかはある程度知ってるじゃない?そこか!って気持ち。
読んでいる時は本当に気が付かなかった。
他人に興味を持ちましょうってことなのかもしれないし、パスを出せるくらいの関係性を気づきましょうってことかもしれない。

20 小さな約束こそ守る

提出期限とかを守るのはあたりまえ。
でも意外とできてない人が多いって聞く。ちゃんと守れてるよ〜!

じゃあ、自分との約束?
朝起きようとか運動しようとか?確かにそれはできてないかも。

どっちでもなかった。自分と相手の間にある社交辞令の小さな約束を守るといいよってことらしい。

今度ご飯いきましょ!とか、今度ぜひ飲みに行きましょ!とか。

私は誘われると嬉しいけど、「社交辞令だよ、分かれよ」ってなる人もいるだろうから難しい。友達はそのタイプ。むしろ社交辞令にもしたくないって毛嫌いしているタイプ。

お酒を飲まないので、飲みの誘いは「社交辞令かな」って特に思っちゃう。あと何を話したらいいか分からない。
陽キャでコミュ強な先輩はいろんな人と飲みにいってるみたいだけど、飲めないしそんなに面白い話もない。困っちゃうね。会話デッキが弱くってさ。

仲がいい友達とかだと話は違う。
案が出るとすぐに、「いいじゃん!いつ?」ってなる。感謝してる。

飲み会もそうだけど、どうしてもこなすとお金がかかる。
プライスレスな関係も憧れるけど、現代っ子ここに至れり。
自分の時間がとっても大事。

貸しだからね〜!にほんとにお礼するとか、相手によっては重く見えちゃう。自分のキャラクターを理解することから始めないと事故につながる。

うーん難しい!私は好きだから行きたいよ、社交辞令のご飯。
でも相手あってのことだからさ〜!!!
区別がつくくらい大人になりたい〜!!

本自体は古いし、「今の時代にあってないな」って思うところもあるんだけど、「こういう本を読んだぞ」っていう実績は解除されたかな。

こう言った本を読もうかな?って思う時点で向上心があるのかもしれない。自分に解釈違い起こしそう。

自分なりの人生を自分なりに模索できるくらいの余裕があるといいよね。今は身に付いてなくても、後々実ってくるといいな。

おわり


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