肉割烹のうし富味さんで日本茶のペアリングについてお話を聞いてきた
こんにちは、ご無沙汰してしまっております。
Apoptosisのマーケター・oz(@ozoz_witch)です。
Makuakeで先行販売いただいた方へのお届け準備が完了した頃、Apoptosisチームではあるプロジェクトが進行しておりました。
それは公式サイトの立ち上げです。
Apoptosisのブランドの世界観を表現するだけではなく、日本茶の新しい楽しみ方を提案できる窓口にしたい。
そんな思いからミニマルでスタイリッシュな質感にしながらも、お茶にまつわる様々な情報を発信できるよう工夫を凝らしています。
ですが準備が進む中、ある疑問が湧いてきました。
Apoptosisには強い経営者、セールス、マーケター、デザイナーと多彩な個性が集まっているけれど、料理やペアリングに本当に詳しい人、いなくない…?
これまでnoteの記事でもマリアージュについて掘り下げましたが、やはりプロに一度Apoptosisを飲んで、正直な感想をいただきたい。
藁にもすがる思いでApoptosisメンバーに料理人やソムリエの方の知り合いがいないかを探したところ、ついにある日本料理店に出会った。
肉割烹・うし富味さんにお邪魔してきました。
新富町にあるうし富味さん。
大阪北新地発の肉割烹「kumasan 麻布」で4年間料理長を務めた永井さんが腕を振う、和食をベースに黒毛和牛を存分に味わえる肉割烹だ。
お肉尽くし、季節の食材尽くしの豪華絢爛なランチが始まった。
プロの目線でApoptosis、引いてはボトリングティーの未来について探りたい、そう意気込んで行った。はずだったが…
いつの間に食事に夢中になってしまっていた。
振る舞われる一皿一皿の美しさ。
季節の食材の滋味深さ。
振る舞われる過程の所作の上品さ。
牛サーロインは口に入れた途端さっと溶けてしまうし、牛蒡はシャッキリとした歯応えも味付けも絶妙で、飲み込んでしまうのが惜しいくらいだ。
気付くと言葉を失って黙々と食べてしまうApoptosisメンバー一同。
テールスープのお椀は、汁の旨味とほろほろ解けてしまうかぶの触感、手巻きの中に細やかな仕事を感じるお米、肉の赤みの力強さ。
「肉割烹」と言うのも頷ける。
うし富味さんでは、ビール、ウイスキー、日本酒、ワインなど様々なアルコールとのペアリングを楽しむことができる。
「お客さんの好みに合わせて、自由に選んで欲しい」と永井さんは語る。
最近はノンアルコールが出ることも多いという。
うし富味さんの料理には、日本料理ならではの引力がある。
絶妙に火が通されたお肉の味わいの力強さは言うまでもないのだが、野菜、出汁、お米の扱い方、例えばそっと添えられている山椒の葉ひとつとっても、こちらから感覚を研ぎ澄ませて引き寄せられたくなる、引力を感じた。
最後に柿とラフランスの水煮をいただき、目眩くランチは終了した。
永井さんにApoptosisに飲んでいただいた。
長年日本料理で経験を積み、今も様々な場所で新たな食の可能性を探し続けている永井さん。
永井さんには、Apoptosisを飲んでコメントをいただくことを快く了承していただいた。(本当にありがとうございます)
「うまいよ」とまず一言。
この瞬間、Apoptosisメンバーがほっと胸を撫で下ろしたのは言うまでもない。
さらに永井さんは、旨味が強いので、食中に沢山飲むというよりは、コース料理に組み込んでゆっくりと味わったり、食間にショットグラスで楽しむのも良いのでは、とのこと。
また、お茶は発酵度合いや色味、香りによってもバリエーションを出すことができる。
そのバリエーションから今飲みたい日本茶を料理に合わせて選ぶのも、楽しめるのではないかと多くのヒントをいただいた。
うし富味さんでもアルコールだけでなくノンアルコールも含めて、お肉料理との様々な組み合わせを楽しむことができる。
食材の味を引き出すお供として、お茶を選ぶ楽しみを考えさせられた。
先ほども書いたが、うし富味さんの料理には日本料理ならではの引力がある。
こちらから感覚を研ぎ澄ませて引き寄せられたくなる、引力のような。
それはApoptosisの世界観にある「感覚を研ぎ澄ませるような旨味」にもつながるのかもしれない。
ただ食事と日本茶を一緒に楽しむだけでなく、食間に日本茶をちびり飲んでから、次の一皿の味わいに集中力を傾ける。
永井さんの言葉から、そんなペアリングのありかたもあるのかもしれない、と感じた。
半ばうし富味さんのランチの感想のようになってしまいましたが、無事に有識者の方にアドバイスやヒントをいただくことができ、また一歩進むことができました。
ご協力いただいたうし富味の永井さん、片桐さん、本当にありがとうございました!
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