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広島・おとまち甘藍 #西日本で暮らしを探る旅の記録

西日本で暮らしを探る旅の記録。長野県木曽町、岐阜県恵那市、岡山県倉敷市とまわって、広島県呉市に到着。友人おすすめのゲストハウスおとまち甘藍(かんらん)に宿泊しました。

玄関が二つある、2階建てのお宅。元々旅館だった建物をリノベーションして、元あった玄関の隣に新しく、ガラス張りのおおきな玄関をくっつけて、片方はBarのお客様用、もう片方は宿泊のお客様用となっている。この不思議なデザインは、その地域に住うおとまち甘藍のファンと全国各地からと訪れるゲストをゆるく繋ぐ。

Barにはカウンターとテーブルがあり、ガラス張りのおおきな玄関から中の様子が見られるようになっている。私が滞在した時は、前日にオーナーのりなさんが親知らずを抜いていて、本来はBarがお休みの予定だったが、幸いにもあまり歯が腫れなかったということで特別にBarの営業もやってくださった。

常連さんの雰囲気を醸すおじさまが何人かが、私が滞在した日にもいらっしゃって、差し入れのお菓子を分けてくださったり、広島を初めて訪れる私に丁寧に話しかけたりしてくれた。

この環境の面白いところは、1階と2階で音がわりとよく聞こえるところ。音楽好きのオーナーの影響なのか、1階のBar兼受付ロビーでは夜遅くまで穏やかな音楽が流れ、棚にはレコードが並べられている。音楽とお酒とオーナーを起点に過ごしやすい交流の場が生まれていた。

ゲストハウスの周りには猫がたくさんいて、その土地の平和さを物語っている気がした。個人的に、地域で可愛がられている猫の複数いる街には緩やかな土地の繋がりが昔から残っていると信じている。

そのゆるさ、雰囲気、オーナーの作る空気感が軽やかでかつ、あたたかく「私も将来こういう帰って来たくなる場を作りたい!」とかなり強く思った場だった。その雰囲気を作っているものとして、オーナー・りなさんの言葉遣い、好きなものが溢れた空間、日の差し込む環境、以前の環境の名残もある建物などが起因しているのだろうと思った。ワーケーションで、夜は楽しく過ごしながら、ゆったりしたい宿でした。

おとまち甘藍

広島県呉市広本町1丁目11-27
0823-61-8806




いただいたサポートで私はもっと私に優しく生きていきます。銭湯に行ったり、甘酒を作るなど、