奈良県十津川村ー大阪・神戸の出張
出張で、奈良県の十津川村にいってきた。
十津川村は、ほぼ和歌山県の近くにあり、村の96%が森林。村の中には、源泉掛け流し温泉処が多々あり、人口も2800人ほどののどかな町。
今回は、大阪伊丹空港からレンタカーでいったので、道はひたすら山道だった。
マイナスイオンが飛んでいるような、そんな穏やかでのびのびした道がずっと続く。まるで、となりのトトロの世界だ。
十津川村は、とくに謳ってはいないが、
日本でも誇るべき”リラックスできる避暑地”という感じののどかな町だった。
夏休みに休暇や子どもの川遊びでいった新潟の小さな町とも違う、やっぱり奈良県という関西に位置した、カラッとした気候の一味違う、ほだされる町だった。地元の方も、皆オープンマインドで感じがよく、とても好印象だった。
出張が終わった後は、大阪に移動した。
大阪の肥後橋付近のホテルにとまり、休日までリモートワークをした。
肥後橋から梅田までは徒歩で15分くらい。
夕飯のために外を歩いたが、歩きやすい歩道と、夜の風が心地よかった。
東野圭吾『ダイイング・アイ』の文庫本カバーにありそうな景色が、いくつかみえた。
土日の朝は、大阪駅前にある「はなだこ」でテイクアウト。
ここは、ネギがたっぷり!!で有名で、朝から行列ができていたが、テイクアウトであれば15分待ちくらいで食べられる。
薄味でおいしかった。
その後は、電車で神戸までいった。
神戸に来ると、必ず寄るのが、三ノ宮駅から徒歩5分程度の「神戸牛ステーキプロペラ」という隠れ家のような洋食店。
神戸に来るたび、必ずきている。
今回は、なんと、近くに2号店ができ、初めて2号店で食事した。神戸牛ランチはこれで2300円。
お料理はもちろん、お店の雰囲気も、本当にお値段以上。。。食べログ2024の百名店にもなったようだ。
その後は、三ノ宮駅から徒歩で行ける、恋愛祈願で有名な生田神社で奉納した。
ちょうど、朝顔も咲いている時期で、すがすがしかった。
神戸では土曜日の夜20:00から5分間、夏の期間、花火があがるそうだ。
メリケンパークの近くのumieという商業施設から、偶然にも花火をみれた。
今年はどの関東の花火大会の時期も、出張と重なり、行けないことがわかっていたので、偶然にも花火に遭遇できて、ちょっと嬉しかった。
神戸で、夏の風物詩をかんじられた。
すっかり夜が暗くなると、神戸港も落ち着いた様子になる。
まだ梅雨前だというのに、すっかり夏の季節を感じるカラッとした夜風がふいている。
三ノ宮で一泊したので、翌日は、そのまま歩いて中華街へいった。
北京ダックやニラ饅頭、芋マンなど、食べ歩きした。
中華街から少し外れた場所に、「圓記」という中国人シェフがやっているお粥専門店がある。
ここのシェフは、ハイアットリージェンシーで修行されたそうで、開店の11:30前に行っても人が並んでいた。
いくつか種類があり、私はノーマルなお粥を食べたが、これが、、絶品だった。北海道の帆立で出汁をとっているそう。優しい味で、何倍でも食べられそうだった。
そこから、また三ノ宮までもどり、おやつ時間は、駅近くの茜屋珈琲店にいった。
過去に、食べログ100名店にも選ばれている。階段を登ると、なんとも昭和な落ち着いた、日常にはない高級感のある空間が広がっていた。
入店したのが14:00前だったからか、店内にはカウンターに3人くらい、常連客?のようなおじいさんがいた。
でも、やはり15:00前後になると、外国人観光客も含め、わんさかやってくる。
薄暗い、カウンターしかないこじんまりした店内には、クラッシックがかかっており、ほどよく冷房もきいて、本当に落ち着く空間だった。
一人旅にはちょうどよいかもしれない。
日常から離れられる、そんな場所だった。
珈琲は、ブランドを注文した。
キリッと酸味のきいた、濃いあじわいだった。
帰りは、高速バスで三ノ宮から帰った。
帰る前に、三ノ宮のデパート地下街で、551をたくさん買って帰った。
関東人にとっては、関西の551は、なんとなく憧れがあるし、おいしい。
デパ地下には、それ以外にも神戸ローカルのお菓子屋さんなどもあり、たのしかった。
やっぱり、京阪神では、自分は神戸が一番好きだなと思った。
美味しい神戸牛ステーキ、おかし、中華街……。多文化交わる神戸だから、おいしくてハイセンスな、隠れ家のような小さな飲食店が沢山ある。
そんなグルメを発掘しに、また神戸にきたい。