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いろんなものが再開してきている|6/6〜6/10

佐藤李青(東京アートポイント計画)

コロナ禍の日々の記録。平日の仕事中心。2020年の1回目の緊急事態宣言の最中に開始。3回目の宣言解除の日から再開、少し休んで「第6波」から再々開。すぐに途切れて、再々々会。もう3年目。

2022年6月6日(月) 市ヶ谷

ざんざん降りの雨。電車は遅延。『最期の声 ドキュメント震災関連死』を読み進める。もう何日も読み続けている。内容が面白くないわけではない。身近な人の死について声をあげ、判例をつくってきた人たちの話だ。著者は災害関連死という「最期の声に耳を傾ければ、自然災害を生き延びる手がかりをえられるのではないか」という。この頃、何かのブレーキがかかっているかのように、震災の話が生々しいものほど読むのに時間がかかるようになった。
Tokyo Art Research Lab(TARL)の動画チェックを戻し、東京アートポイント計画の担当事業の評価シートに今年度の目標を記入する。今年度からは、共催団体とも都度内容を共有しながら、事業を進行していくことになった。何ができて、何ができなかったのか、相互に確認できるように、評価システムの運用を改善した。
TARLのラインナップもリリースされた。帰り道も、まだ雨が降っていた。しばらく首が痛いのが治らない。オフィスのトイレのジェットタオルの使用が再開されるらしい。いろんなものが再開してきている。

2022年6月7日(火) 谷保→市ヶ谷

朝から谷保駅へ。国立市役所で今年度のACKT(アクト/アートセンタークニタチ)の動きを共有する会議。事業の狙いや位置づけ、プログラムの展開イメージ、内容の詳細をまとめたものなど複数枚のペーパーを用意していく。ACKT事務局が作成した各プログラムの手法が、どんな社会課題や人たちとかかわっているのかを示す、網の目のような図が高評価だった。良し悪しはあれども「図」の力は強い。
市ヶ谷のオフィスに戻って、夕方は係会(注:東京アートポイント計画のスタッフ定例会)。終わった後には、6月1日付けで新任のプログラムオフィサーとなった入江彩美さんの自己紹介。2008年の水戸芸術館現代美術センターの「高校生ウィーク」が、いまにつながることとして話題に出てきた。当時、自分が何をしていたのかを思い出そうとする。が、思い出せない……。そんなに昔ではないとは思いつつも、もう14年前のことなのかと思う。

2022年6月8日(水) 秋葉原

朝から3331 Arts ChiyodaのSTUDIO302へ。まずは「移動する中心|GAYA」のミーティングから。GAYAは、AHA!が生活工房とはじめた「穴アーカイブ」がきっかけになっている。その活動で集まった8mmフィルムはデジタル化されて、「世田谷クロニクル 1936-83」で公開されている。その「アーカイブづくり」からリレーをするように「アーカイブづかい」のGAYAがはじまった……というストーリーなどが図式化されているとわかりやすいのではないか、という結論に至る。これまでつくってきたツールも整理できるとよさそう。でも、要素が増えると、図への落としこみも難しくなる。そこが、工夫のしどころなのだろう。
午後は「カロクリサイクル」のミーティング。NOOK瀬尾夏美さん中村大地さんと対面で。配信プログラムも検討しているため、スタジオの機能も確認する。今日が秋葉原殺傷事件から14年が経った日であることが話題にあがる。2008年の出来事。昨日と同じく自分が何をやっていたかを思い出せない……。

2022年6月9日(木) 錦糸町→市ヶ谷

どうにも話が進まない。何が積みあがらない原因なのか。理由は複数考えられる。東京アートポイント計画は、作品をつくることが目的の事業ではない。とはいえ、ベースとして、もっと作品が(もう少し広く言えば表現が)触れられる機会を増やすことも必要なのだと、この頃、思うことが多い。一般的に「アート」ということばを使ったときに想起するもの以外に、アートのありようがある……そのことを、もっと多くの人たちと共有したい。逆にいえば、それだけアートというもののイメージが広く普及しているという証拠でもあるのだろうけど……。
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2022年6月10日(金) 自宅

日記への意識が遠のきつつあるが、ここでもうひと踏ん張りしておきたい。でも、手が止まりがちになってしまう。今日から2年2ヶ月ぶりに訪日客を受け入れ開始。まずはパッケージツアーからとのこと。

(つづく)

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佐藤李青(東京アートポイント計画)
アーツカウンシル東京 プログラムオフィサー。東京アートポイント計画、Tokyo Art Research Lab、Art Support Tohoku-Tokyo(-2020)を担当。共著に『10年目の手記 震災体験を書く、よむ、編みなおす』(生きのびるブックス、2022年)。