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始めて個展なるものをやってみた感想

正確には親子展なんですが…

ひょんなことから個展なんていう大それたものをやる事になったのですが、とてもいい経験になりました。

ちょっと前まではそんなこと、露ほども考えていなかったんですが、あるギャラリーのオーナーと知り合って、「ぜひ使って!格安にするから」って言われて、どうしようかなぁ…って悩んだんです。

お話を頂いたのが5月、開催時期は出来れば9月、遅くとも10月ということだったので、準備期間が全然無い。

「どうしようかなぁ…」

1週間位、悩んで色々な人に意見を聞きました。

皆さんの意見は総じて、

「やっちゃえば!」

という軽いもの。(笑)

そうは言っても、時間が短いし作品の点数も少ないので作り足さなきゃいけないし、そもそも経験が無いんでどうしたら良いか見当もつかない…

「でも、まぁ、これもご縁。やらない理由は色々考えられるけど、失敗する気でやってみれば良いんじゃないの…。断ったら次は無いと思うし…」

と思って、挑戦してみることにしました。

会場の様子。 風車の台は桜の木の枝

開催するにあたって課題を整理すると、

  • 会場が結構広いので、作品点数がそれなりに必要なこと

  • 展示方法のアイデアが無い

  • 素人すぎて、何して良いか分からない

  • お金も無い(笑)

などなど。

作品点数は頑張って作るしかない。
スペースを稼ぐために、真ん中の床の部分は自分が埋めるとして、壁に何も無いのも寂しいので子ども(イラストレーター)にも手伝ってもらう事にしました。

まばらな感じにも見えますが、実際には十分!て感じです。

展示方法はずっとアイデアが無くて直前まで決まっていませんでした。

  • 事務机に布をかけるとか…

 工夫がなんにも無いし、イマイチダサいよね。

  • 薪用の切り株を台にするとか

しばらく、これで行こうと思っていたのですが、よく考えたら低すぎて屈んで見るようになってしまう。

  • 木で台を作る(実際、テーブルは作った)

作るのは良いけど、時間が無い。お金もかかるし…

…で、直前まで「どうしようかなぁ…」って感じでした。

最初は切り株で行こうって思っていたので、親戚から伐採した桜の木の切り株と枝を軽トラック1台分くらい貰っていました。

開催の3日くらい前になって、にっちもさっちも行かなくなって、

「この枝で何とかするしかないじゃん」

という訳で、桜の枝を小型のチェーンソーでぶつ切りにして、ビスでバシバシ止めて台を作ることにしたんです。

これ、すっげー調子良いです。悩んだけど、買って良かった!

ほんと、思いつき、有るものを適当にビス止めして作りました。

「こんなんで良いのかなぁ… ちょっとグラグラしてるし…」

と言う感じで。

子どもとは、「初めてだし、スカスカで、しょぼい展示になってもしょうがないよね」と話し合っていたんですが。

でも、会場に持ち込んで照明を付けた瞬間、

「これ、いけるかも!」

って思いました。

照明って偉大だ!

そう実感しました。さすがにギャラリーですね。「たいしたもんだ」、そう実感しました。

この後、皆さんからお祝いを頂いて、お花だらけになります。

展示した風車は28点。

本当は30点を目標にしていたんだけど、運搬中に子どもが手をひっかけて羽根が折れたのが1点、
記念すべき1作目(工房の看板として使っています)も展示しようと思ったんだけど、よく見たら細かいところに問題を発見 → お蔵入り

となりました。
まぁ、しょうがないよね。会場は十分埋まったので(というか、場所の取り合いになった(笑))ヨシ!とします。

お陰様で、3日間で100人くらいのお客様にご来場いただきました。

楽しかった…(想像以上に!)

やって良かったです。

本当に。

ちょっと残念だったのは、子どもに売り上げで負けた事。
メインは木の風車だったのに… 

くやしー!(笑)

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