受容と否定

この世界で一番大切な感情は
否定という抗い

否定ばかりの
この世界のなかで

何故否定してしまうのか
知らなくてもいい
わからなくていい

ただ自分にとって
否定という抗いが

自分の人生での鍵だってこと

生まれてすぐ
ものすごい勢いで
泣きだす私たち

ただ息を吸うだけなら
満面の笑みで笑いながら
産まれてくればいい

けど
私たちは
産まれ出でることにさえ

抗い
否定して
大泣きして

けれども温かなこの世界の
ぬくもりを体感して

受容して

その繰り返しで

私たちは大人になって
否定も抗いも
しなくなるわけじゃない

自分のなかに
湧き上がってくる
否定という抗いに

蓋をして
見て見ぬ振りをして

いい大人なのだからと
無視をする

それが私達にとって
おおきな鍵なのだということに

気付かないまま
或いは
見て見ぬ振りをしながら

けれども私達は

否定という抗いを
受容するために
いきている

死の淵を意識するようになって
私達にとって
一番最後の受容した人は

必ず笑顔でこの世界を去っていく

私達が
自分で

自分の人生を受容した証

その証に触れた周りの人達に

受容という名前の幸せは訪れる

@aoharu