見出し画像

おじさん、トータルケアの世話になる、の巻

2021年12月10日(金)、とくになんの理由もなく書くのをサボっていたら、いつの間にか師走になっていた…。

先月の終わりに、大学ラグビー部同期のおじさん4人で、福岡で板前をやってる、これも同期のお店に行ってきた。

5人でグダグダ飲んで、そのうち2人は地元に住んでる後輩を入れて3人麻雀をやる、というので残った3人で中洲のカラオケスナックに行った。

ママも、チーママもちょうどいい年頃(50の我々と同世代ってことですね)で、出過ぎず、下がり過ぎず、のちょうどいい距離感で、3人ともすっかり楽しくなっちゃった。

気づいたら、他の客がみんな居なくなって、貸切状態になったので、仲間の一人が「おい、青(俺のこと)、久々に『あれ』やって」と言って、学生時代からの18番の曲を入れた。

これがまぁ、表現するのが難しい「脱ぎ芸」で、学生時代から、女の子達と飲むときは必ずやる激しい踊り付きの歌なんだけど、もちろん50になってやるのは初なので、ちょっとだけ不安だった。曲の途中で『ほぼ全裸』になるんだけど、全裸には絶対にならない。これがこだわり。

全裸になるのは誰でも出来るし、工夫が無くて安易過ぎるところがイヤ。これは、この踊り芸を考えついた、高校2年の時からのこだわり。(ほんとは、全裸の『自分』に自信が無いだけなんだけど…。)

さて、久々の芸は、コロナ禍で体重を落としていたこともあってか思ったよりもカラダが動いて、遜色ない仕上がりになった。

ママもチーママも大喜びで、スマホで動画を撮りまくってた。あれ、SNSに上げられたら、会社的には即死だなぁ。。

で、楽しい時間を過ごして、満足して宿に帰ってきた。3人麻雀をやってる奴はまだ帰還してなかったので、スナック組の3人で皆でその日雑魚寝する安ホテルの部屋で「反省飲み会」をしていたのだが、右足首がジンワリと痛い。

あれ?あれれ?と思っているうちに、足首がみるみるおかしな色になり始め、ジンワリしていた痛さが、ジンジンした痛さに変わってきた。

「あのさ、俺、ちょっと、足がおかしいんだけど…」って、小声で仲間に伝えたところ、そこはケガ慣れしてるかつてのラガーマンたち、「あー、それ、やばい奴だね。内出血してる…」と言うが早いか、水割りに使ってた氷をポリ袋に入れて氷嚢にして、タオルで足首に巻きつけてくれた。

で、原因は、もちろん、さっきの激しい踊りってことになった。

「お互い、歳はとりたくないねぇ…」から、「大体、子供の運動会で張り切りすぎてアキレス腱切りました、は、まだ、ひとに言えるけど、青のこれは言いようがないからなぁ…」から、「明後日(その日は土曜)、会社だろ? 階段踏み外して足首ひねったことにしなよ」「うちの取引先に整形専門のクリニックあるからさ、紹介するよ」まで、家族・会社への言い訳から、診察のお世話まで『トータルケア』してもらった。

で、今、紹介してもらったクリニックの待合室で、これを書いてます。

お医者さんにケガの理由を聞かれたら、「階段で転んで…って言おうと思います」って、クリニックを紹介してくれた同期にLINEを送ったら、
「大丈夫。ドクターには、この間、あの店のママからLINEで送ってもらった動画見せてあるから。『原因はこれです』って言ってある。笑」と、かえってきた。

トータルケアだなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?