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AI時代になぜアート教育なのか?

この記事のタイトルとほぼ同じ事を問われたことがありました。

「画家になるわけでもないのに。」と。

AI(人工知能)時代と呼ばれる現代社会、習い事の上位にはプログラミング教室などが上がります。

未就学児のうちは日常的だった工作も小学校に入ると時間が減り、論理的な思考を使う授業が当たり前になっていきます。

そのような学校の授業に合わせ、また受験などの理由で子供達は早くから塾に通うようになります。

(そのため中学受験が当たり前なエリアでは小学5年生から工作教室などのクラスが無いこともあります。)

現代の日本では論理的な習い事が圧倒的に優先順位が高く、造形教室や絵画教室を重視している家庭は少ないのが現状です。

ですが、AIが広く浸透していく時代の到来に向けて、最も重視すべきは人間らしい「感性」だと私たちは思うのです。

先日東京藝術大学の大学美術館で行われた美術の授業に焦点を当てた展示ではこのように記されていました。



「"成熟した社会"とよばれる現在の社会では多様な価値観に基づいた創造的な力が必要不可欠」
「このような創造性を育むのに図画工作、美術が最も適している」




多くの専門家がAIの時代に重要な能力として挙げるのは、「人間的資質」や「企画発想力(創造力)」「コミュニケーション能力」などです。

それらは論理に偏ったの教育では伸ばせない能力です。

もちろん論理も大切であり、ルミエールのレッスンでも「デザイン思考」として伝える力を大切にしています。

ですが、そのベース(根底)には感性があってこそ成り立つもの。

感性なしに物事を判断する事は危険な事ではないか?とも思うのです。


その理由はまたいつか書けたら書きます。


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