2023年ベスト本
読書は一冊の本を読むと関連した本を開くようになる。そのような開かれた読書からすれば、ここに上げたベスト本以外でもベスト本があるのです。例えば大江健三郎は一冊しか上げなかったが、読み返して見てそのどれもが素晴らしい読書だった。そのような古典としては、『ドン・キホーテ』『源氏物語』は最重要な本なのかもしれない。あと個人的には詩の本も沢山上げたかったのだが、評論として細見和之『「投壜通信」の詩人たち――〈詩の危機〉からホロコースト』に留めた(ツェランの本はその関連だったが)。
『ディディの傘』ファン・ジョンウン, 斎藤真理子訳
『チェヴェングール』アンドレイ・プラトーノフ
『「投壜通信」の詩人たち――〈詩の危機〉からホロコースト』細見和之
『完本 春の城』石牟礼道子
『ドン・キホーテ 後篇2』セルバンテス
『臈たしアナベル・リイ総毛立ちつ身まかりつ』大江健三郎
『パウル・ツェランへの旅』関口裕昭
『源氏物語 上 』(翻訳)角田光代
『ヒロインズ』ザンブレノ,ケイト/【訳】西山 敦子
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