見出し画像

【Siri】7分タイマーの攻防

私は最近、家族と共に美顔パックを始めた。
化粧水やら保湿やらの効果がたっぷりと染み込んだシートを洗顔後や入浴後にペタッと顔に張りつけて、数分間面白い顔になるアレだ。某タレントさんお薦めの「1日1(できれば2)パックを毎日」を実践中なのである。
もちろんほうれい線防止の首筋の血流促進ストレッチもだ。あれは凝りに効く。ほうれい線を特に気にしてなくても全人類やるべきでは、と思っている。

ちなみに私は毎朝ブラッシングをしながらペタッとしている。最近は朝余裕があるので、ブラッシングも朝晩両方やっているのだ。タイマーで計っていなくても、ちょうどいい時間の長さになるから一石二鳥。寝ぼけ眼で頭皮を気持ちよくしている間に、お顔の肌も整うという次第。

一緒にやり始めた家族は夜、お風呂上がりにペタッとしている。スマホのタイマーで時間を計りつつ、水分補給しながら入浴後のリラックスタイム。1日の疲れが吹き飛ぶ良い時間……らしいのだが。
「Siriが毎日タイマーを促してくる」

『そろそろ7分タイマーの時間じゃありませんか』
『7分タイマーかけられますよ』
『7分タイマーかけますか』
『7分タイマーどうしますか』
「ええい、うるさいわ!」

家族は若干キレ気味だ。
「あいつはまだ人間のことをよく分かっていない」
うん、そうね?
「何事もそうそう予定通りにはいかんのだ」
まぁ、ただ学習した時間にお知らせしてくれているだけだからね。
「まだまだだな」
君はリョーマくんかな?
Siriに求めすぎじゃない?
そんなことを思ったりしたが面倒なので黙って頷いておいた。

とりあえず勤勉なSiriと我が家族との攻防はもうしばらく続きそうである。

よろしければサポートお願いいたします。いただいたサポートはありがたくリラックスタイムのコーヒーに使わせていただき、今後も創作活動を頑張る原動力といたします。