マロングラッセ 【モーツァルト洋菓子店】
こんにちは、元パティシエ女そーちぃです!
パティシエ知識を活かしてケーキ1つ1つをオタク目線で掘り下げて★5段階で勝手に評価していきます。
アオリンゴバナナを読んだ後、ケーキを選ぶ時間や食べるがちょっと楽しくなれば嬉しいです。
SCHLOSSGASSE MOZART
マロングラッセ ¥600 (込)
今回はどこのお店にも置いてある商品ではなくオリジナルのお菓子になるので"定番の5項目”を評価したあと、細かい項目ごとの評価では無く全体的な味の感想とどういった構造になっているのかの説明になります。
SCHLOSSGASSE MOZART
定番の5項目
①ショーケースの並び方 ★★★☆☆
お店に着いた時間は13時半頃
さすが人気店と言うだけあって常に沢山のお客さんで賑わっていてショーケースの前も行列状態。
それでも売り切れを出さないようにずっと追加で作られていてどの商品も10個以上は並んでいます。
作り手側のこと考えるとあんなに大きなショーケースを埋めるの相当大変だろうなと思ってしまうけど、こんなにも沢山種類があると選ぶのも楽しいしめちゃめちゃ嬉しいですね。
暗い色明るい色が交互に並べられていてどのケーキも見やすいし、フルーツが使われてるものが多いので彩りもすごく綺麗です。
下の段のケーキが明るくて見やすいぶん、上の段の包装されたお菓子が少し暗く見えてしまって目に止まりにくいかなと感じました。
あとは写真のようにガタガタになってしまっている所が何箇所か気になりました。
忙しそうだしどんどん追加されていくのでショーケースの管理が追いつかないのかなとは思うけど、スタッフは沢山いたのでもう少し気にかけたらもっと綺麗なのになと勿体ないポイントでした。
②見た目の第一印象 ★★★★☆
モンブランのように見えるけどそれはまた別にあって、これは[マロングラッセ]と言う商品
説明欄には詳しく書いていなかったのでこの時点では中身がどんな風になっているのかわかりません(聞けばよかったけど担当してくれた店員さんがちょっと怖くて聞きにくかったです笑)
仕上げは凄くシンプルだけど上に乗ったマロングラッセがアクセントになっていて綺麗。
写真じゃ伝わらないけどこれめちゃめちゃ大きくて、一体何が入ってるの???ってびっくりするぐらい重さもずっしりです。
③どの角度から見ても綺麗か ★★★☆☆
形も整っていて綺麗なんですが一つ気になる所があって
これはショーケースに並んでいる時点では無かったけど箱に入れる時にできたもので
こんな感じで周りを囲ってくれていた紙にクリームが付いちゃっています
これは下のトレイの幅よりもケーキがはみ出してしまっているから起きる事で、タルト生地とかだと気にならないけどフィルムを巻かずにクリームで仕上げる時には余計に気をつけるポイントかなと思います。
④フィルムの巻き方
⑤フィルムの最後の切り口
フィルムの無いケーキなので省略
マロングラッセ
事前にクチコミを見たりモーツァルトについて書いてあるブログを見ていると『マロングラッセ』を推している人が沢山いたので気になっていたのと、人気No.1のベストセラーの文字を見てこちらのケーキを選んでみました。
説明には
たっぷりのマロンクリームと贅沢な一粒のマロングラッセが満足をお約束するベストセラー。
と書いてます
満足をお約束するの???
すごい事書くなと思ったけどクチコミ評価も高かったので楽しみです。
伝わらないのが残念だけどほんとにめちゃめちゃ大きなケーキです。
中がどんな感じになっているのかと言うと
写真だとマロングラッセ1個くらいしか見えないんですけど、結構たくさん入っています
書ききれなかったので2枚目
たっぷりのマロンクリームと書いてある割にはマロンクリームの割合少ないような。
口に入れた時の香りは良いけど洋酒が勝ってしまっていてマロン感はあまり感じられず、どちらかと言うとカスタークリームの味の方が印象に残るような気がしました。
前回の記事でも話しましたが、このダクワーズとクリームの間の薄く塗られたチョコレートは下の生地がクリームの水分を吸って湿気てしまわないようにするための一工夫。
このおかげでダクワーズのさっくりとした食感が残っていたしチョコレートの味もアクセントになっていて美味しかったです。
カスタードクリーム、スポンジ、生クリームなどそれぞれの素材は凄く美味しい。
特にカスタードクリームは濃厚で甘くてバニラビーンズたっぷりで評判通りの美味しいクリームでした。
スポンジはこんなに沢山入っているのにクリームと合わさってとろける食感。
中にゴロゴロと入ってるマロングラッセは甘さが強くて栗の味はあんまりわからなかったかな。
そもそもマロングラッセと言うのは渋皮を剥いた栗に徐々に濃いシロップを染み込ませてグラッセ(=砂糖やシロップで煮ること)したもの。シロップで煮て冷まし、砂糖を加えてまた煮るという工程を何度も繰り返してようやく完成するもので、バニラやブランデーで味付けされているものが多いので栗の甘露煮とかに比べて栗の味より甘さが強いのは仕方ないしそれが特徴なんですよね。
マロングラッセをケーキに使われてるのはあまり見たことがなくて、こんな感じで一個ずつ包装されて売られているイメージ。
まとめ
見た目のマロンクリームで勝手に味を想像してしまっていたので、食べてみた時の栗の印象の少なさにギャップを感じてしまい少し物足りないなと思いました。
あとは、食感のあるものがマロングラッセと下のダクワーズだけだったので食べ進めていくうちに重く感じてしまい食感に飽きてきて、ケーキを食べていると言うよりもクリームを食べているような印象を持ちました。
ごちそうさまでした★★★☆☆
甘さとクリームの量が重たく感じて正直わたしは一個食べきれませんでした。
カスタードクリーム大好き!って人にはもってこいの商品だと思います。
他にも何十種類ものケーキがあったのでこれからも通って記事にしたいと思います!
壁一面にずらっと並んだクッキーやバターケーキの多さが気になって調べてみるとモーツァルトは焼き菓子がとても人気みたいで、クッキー缶とかは全国から取り寄せの注文が沢山あるそうです。気になる!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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よろしくお願いします!
次回は2月5日土曜日に記事がUPされます
おたのしみにー!!
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