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【黒字経営したい人向け】4つの戦術(利益の源泉4手法)のうち、④固定費ダウン、をどのように行っていくのか?税理士が教えます

もともと田舎出身の私ですが、最近、特に自然が好きです。
自然の中に身を置くと、守られているような気がして心が落ち着きます。風の気持ちよさ、太陽の温かさ、水の匂い、植物の息吹。
都会のビル群・人工的な植林から離れ、田舎で暮らせる事に感謝です。

さて今日は④固定費ダウンです
この記事↓↓を読んでいない方はまずこの問題に回答してください。

戦術→戦略を現場に落とし込むとこういうアクションになるよね

には4つの手があります。
①.客単価UP
②.客数UP
③.変動費down
④.固定費down

今日はこの中で一番取り組みやすいが、利益感度は一番低い
④.固定費down
について考えていきたいと思います。

冒頭で結論書いてしまいましたが、一番取り組みやすい利益感度低い
これです。
優先順位が一番ではないが、やったほうが良いよね。という位置づけです。

固定費削減のイメージとして「置き換え」が分かりやすいかなぁ〜と思います。
・電力自由化による電気料金削減
・携帯電話のプラン変更などによる料金削減
・銀行借入れの借換交渉による返済額低減
などです。安いプランに乗り換えるという手法です。インターネットで経費削減と検索すると、この手の話がたくさん出てきますので参考にすると良いと思います。

この次に、廃棄を考えます。
この経費、無くしても影響ないよなぁ〜。という経費を思い切って廃棄します。
今っぽいやり方で言えば、交通費かけて対面交渉していたものをテレカンにする。とか。毎月ニュースレターを発刊していたけど、読者の反応が低いから辞める。とか。
廃棄は非常に勇気が要ります。
正直、怖いので…。売上が減ったらどうしよう?みたいな

しかし、経営で重要な事は売上より利益です。
売上が月5千円減ったとしても、固定費が1万円減ったのであれば経営改善です。
目先の売上の、オカネの奴隷になってはいけません。

このように、置き換え・廃棄により固定費downを進めていきます。
変動費に比べて固定費はお客様満足度に影響しにくいので、大胆に進めましょう!

先生、どのような会社が利益出ていますか?
と、よく聞かれますが、私の答えはシンプルです。

固定費が少ない会社

これです。これに尽きます。とにかくカネかけない事です。燃費の良い経営とも言えます。
きちんと黒字経営になってから、投資や使える経費を増やしていきましょう。
まずは、経営のセンスを養う為に黒字経営にこだわってください。

特に現在のような状況下では、売上を上げるのは至難の業です。
向こう数年は、売上が昨年対比7割の規模に下がっても利益を確保できるように動くべきだと考えます。


最後に
固定費downで一番手っ取り早く取り組めるものは「役員報酬down」です。
会社が赤字なのであれば、黒字になるように役員報酬は下げるべきです。その下げた額に対する社会保険料30%(本人負担+会社負担で)、所得税・住民税10%〜30%(累進課税なので収入高い人ほど税率高い)が節税できます。

役員報酬は事業年度の途中で変更できないので、期首に今期の計画を考える事が大事ですね。

長くなってきたので今日はここまで!
次回は、売上・損益計算書を使わないで利益に迫っていく話をしたいと思います。
ではまた!

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