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それに挑戦するには、10年早かった。

酢の物は好きですか?

わたしはもともとあまり得意な方ではなかった。
理由は「すっぱいから」
当たり前だ。
酢ですからね。

いつ頃から好きになったのかと考えてみると、料理をするようになってからのような気がする。

酢の物とひとくちに言っても、いろんな一品があるもので。
「たたき牛蒡のゴマ酢」とか「酢じめの鯵サラダ」とかメジャーなところでは「キュウリとワカメの酢の物」それから「たこキュウリの酢の物」などなど数えればキリもない。

これは失敗だったなぁと思う、酢の一品がある。
「さつまいもとはんぺんの酢味噌和え」
字面を見ただけでも危なっかしい名前。
いったいどんなお味になるのか想像もつかない。

そもそもそれまではんぺんという食材を使ったことがなかった。
どんなものでどんな味かも知らなかったんですからね。
それをさつまいもとコラボさせて酢味噌で和えるってど素人がやってはいけない。

当時の感想メモを見てみると
『酢みそ和えはちょっと???な味でした。』
とある。

そらそうだろ。
と昔の自分に言ってやりたい。

「さつまいもとはんぺんの酢味噌和え」が悪いのではない。
おそらくやり方がまずかったのだろう。
それに挑戦するには、10年早かった。

穀物酢、米酢、ワインビネガー...
酢には4,000以上もの種類があるそうだ。
ワインビネガーとかバルサミコ酢とかいわれると「おー、こやつ料理の鉄人?」とひれ伏してしまいそうになる。

我が家ではもっぱら米酢。
やはりご飯に合うのは米酢だという単純な話。
香り、味、酸っぱさも知っているので扱いやすい。

いつもは1.8リットル入りの酢を卸し問屋で買っているのだけれど、近くのスーパーで酢のコーナーを覗いてみた。

いろいろ並べられている。

目をひいたのが「純米酢」のラベル。
純米酒は知っているけれど、酢にも純米があるのだと今ごろ知った。
ミツカン 純米酢金封
旨いに決まっている名前だ。
原材料名を見てみると確かに「米」とだけ書かれている。

わたしは日本酒も純米酒を飲む。
醸造アルコールが苦手だからだ。
それが入っていると頭が痛くなる。

よし、純米酢を買ってみよう。
と手に取ったのは、先ほどのお高い純米酢金封ではなく、四つ葉のクローバーのラベルが貼られたお手頃な方だったことはナイショ。

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