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そしてK。みんな笑った。だけど、あの先生だけは違った【随筆】あの頃を思い出して、書く。忘れられない言葉。

ありがたいことに多くのスキを頂いた、下に貼り付けた記事に触発されて、今回、記事を書く。

クセがあるね。面白いものだ。上の文章、読みにくいですか?

これならどう ↓

今回書く記事は、ありがたいことに多くのスキを頂いた、下に貼り付けた記事に触発されたものだ。

これも、違うかな汗

書くって、色々あるね。

下に貼り付けた記事では、ありがたいことに多くのスキを頂いた。今回書く記事は、その先日の記事に触発されて、思い出したことがあった。それを書こうと思っている。

要素足してるやん!ww

しかし、たったこれだけのことが言いたくても、
難しい。

言いたいことは、

・先日の記事に多くのスキを頂いたお礼
・今日はその記事に関連することを書く

たぶん、これだけ。「関連」と言っても、たいした繋がりがあるわけではなく、フックにすぎない。僕にもこんな思い出があったなあ、ということで、記事はスタートしようと思う。

よろしくお願いします!!

そしてK。

僕はそう書いたんだ。他になんて書いたかは忘れたが、いきなり「そしてK」と体言止めした。

あっ、この「K」は韓国人歌手でもなく、カフカ『城』の測量士でもない、もちろん絶対温度ケルビムでもない。日本で一番有名な夏目漱石『こころ』のなかの、「K」のことだ。

国語の授業で、『こころ』のミニ読書感想文のようなことをした。
高1か2だった。そしてショートショートだった。5センチ四方くらいの枠の中に感想を書いた。だからかなり文字数制限があったと思う。うる覚え汗

先生はなかなかユニークだった。生徒のその感想文を集め、後日、座席の枠の中にその各自の感想文を載せて全員に配った。要は、誰が、どんな感想を書いたのか一目瞭然だった。
この場所は、あっ、誰々さんね。ふむふむ。あの人はなんて書いたのかな。ふむふむ。めっちゃ字小さくして書いてある、これは誰だ。ああ、○○さんね、なんか、イメージ通り。逆もしかりだね、字、でか! みたいな感じ。まあ、だいたいみんな5行くらい書いていた。僕も書いたと思う。

で、戻るよ。僕のだ。

○○○○○○○○○○○○○○○。
○○○○○○○○○○○○○○○。
そしてK。
○○○○○○○○○○○○○○○。
○○○○○○○○○○○○○。

内容は忘れたけど※、↑ のようにたぶん書いた。「そしてK」の位置は最後だったかもしれない。
※先日記事の荒井松風さんみたいに原文まま掲載できたらもっとよかったんだけど、残念。まあ、言いたいことはこのワンフレーズが全てだってこともあるので、よしとする。

みんなじっくり読んで、誰かが僕のに気がついた。なんだよ、「そしてK」って。こんな感じに。

全然受け入れられなかった。なんだよ、「そしてK」って。こんなこと説明できるわけない。「そしてK」だったんだよ。

でも、この時先生は僕の味方だった。先生も、周りの反応に驚いているようだった。
「そうかな、俺は文才があると思ったよ」
周りはきょとんだった。僕は、めっちゃ嬉しかった。そのことはよく覚えている。別に、その頃は小説も読んでいなかった。だけど、その1年後、浪人の時には本をよく読んだ。その頃、漠然と小説家になりたいと思った。が、大学生にもなれば、やれ楽しいことがいっぱいで、すっかりそんなことは忘れた。

僕は、文章を書くのも、話すのも、元来得意じゃなかった。才能はない。
だけど、どちらもそれなりにできるようにはなった。先天的 or 後天的か、そんなQがあれば、
Aは後天的だ。元から得意じゃない、ということから回答しているわけじゃない。ただ、継続して、段々得意になった、という話だ。

もしかしたら、今、僕が小説家になりたいと思っているのも、またそれを続けていられるのも、あの時の一言が始まりで、内にあるのかもしれない。
いや、確実にそうだ。ある。

僕は忘れない。
先生、僕を見つけてくれてありがとう。
先日の記事に触発されて、
僕はあの頃を思い出した。
もう一度、聞きたいな。僕の本ができれば、先生に読んでもらいたい。
そう思った。

最後まで読んでくれてありがとうございます。
また次の記事も読んでくれたら嬉しい(過去記事も)。それではまた明日!

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