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80歳の告白 (つぶやき...)

文通相手がいます。来年で齢は80。男性です。
年齢に誇りを持っている方なので、ここでバラしてしまいます。

昨日、大きな封筒(いつものことですが)で、手作りの冊子が届きました。文通相手(以後、おじさんと呼びます)の故郷の湖の写真や、それに付けた自作の詩を表紙にして、数ページありました。

数年前に亡くなった愛妻がプレゼントしてくれた辞典の中の好きなページのコピー、長年コンサートに足を運んで、顔まで好みのソプラノ歌手の経歴のコピー、昨年再婚された前田吟さんのインタビュー記事のコピー。
そして満を持して「80歳の告白!」と続きました。

告白の内容は、長年好きなソプラノ歌手にそっくりな女性と、再婚を前提にお付き合いをしている、というものでした。(その女性とは、若い頃に2年間付き合っていたこともあり旧知の仲で、生前は妻とも友人関係にあったそうです。)

おじさんは、私のことを「娘」のように思ってくれているので、多少まわりくどい感じではありましたが、私の意見を聞きたいようでした。

私としては
「どうぞどうぞ。ハッスルハッスル!」
という感じです。

封筒の裏に、「感想は早急にください」と自分勝手に書かれてありましたので、読んだ直後、ハガキを出しました。

「心から祝福いたします😊💞💐」



おじさんは、かつて小説家を目指していました。
小説の各賞が発表される時期には、悔しくてやけ酒をするような人です。
今でも毎朝4時から書いているそうです。

私に、小説を書いてみてはどうかとしきりに勧めてくれたのはおじさんです。その時は何を言っているんだろうと思っていましたが、数ヶ月前から急に書いてみたくなり、ここ(note)へたどり着きました。

近々投稿する予定の長めの小説が仕上がったので、前回の手紙で報告をしました。
少しは興味をもってくれるかと思いきや、恋は盲目。そのことにはノーコメントでした。

「毎日が充実している」とハッピーオーラを飛ばしながら人の話を聞かなくなった、おちゃめなおじさんを心から祝福しつつ、いつか小説のネタにしてやる!と思っています。

やっと仕上がった青豆の恋愛小説、近々投稿しますのでぜひ読んでみてください。
おじさんは読んでくれなそうなので…😚





追記

2023.6.22 公開しました⬇


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