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今を味わうことで、意識を変える。

福島県の医学部で学生教育をしながら、心理カウンセラーをしたり、研究をしたり、YouTubeの運営をしたりしてるあおきしゅんたろうです。

昔で言えば好きなテレビがあるからお風呂あとではいる的なことが、いまはYouTubeの知り合いのライブ配信と近所のジムサウナに変わったなあ、と歩きながらふと思う。

ぱんちゃんみいちゃんのお気楽ととのいライブというのを見ようかと思ってたんですけど、

見たいんだけども、今日はサウナが必要だなと思ってサウナに向かう日があります。

サウナは別に明日行けばいいんだけど、いまこの瞬間に行くことがだいじだなと思い、今サウナにいきたいという気持ちを大切にしたいなと思います。

いまをいきる


現在、過去、未来と言いますが、やっぱり現在でしかないんです。

過去の自分や経験が、自分の現在を作っているのは間違いないんですが、この1秒後、2秒後に、氷の上を歩いている僕が、いきなり転んで死ぬかもしれない。

そう考えたら、僕の未来はどこまで紡ぐかもわからないし、過去に戻ることはできない、世界は不可逆で、どこで止まるかはわからない

マインドフルネスの発想で、いま現在に焦点をあてるというのは、本当によく気づいたものだ、

今やりたいことや楽しいに着目して、今を生きるっていうのがやっぱり必要なんだな、と思います。

もちろん過去の楽しかった記憶も大事だし、将来、ああなりたいこうなりたいっていう目標を立てることも大事だと思っています。

でも、今何かやりたいからその気持ちに沿うとか、今これやるとときめくからときめきに向かおうとか、感覚的には重要そうだなと思います。

何か目標を立ててやりましょう!というのと逆行するところもあり、目標を立ててやるのも長期スパンでモチベーションを保つには必要なんですけど、今この瞬間の感覚に沿って動いてみるのも、同じくらい大事なことだなと思います。

嬉しかったり、楽しかったり、満足できるみたいな感覚にそって、今日も生きられたらいいのかなというふうに思ったりします。

いまをいきるむずかしさ


一方で、今を生き、その瞬間に楽しいとかポジティブな感情になれることってなかなか難しい

感覚的、直感的に理解できる気持ちよさ、それは選びやすくて、サウナ行こう、うまい肉食べよう、自然に行こうは直感的にそれをやろうと思える。

ただそれ以外の頭を使うような決定、なにかを選ぶその瞬間には、

過去のいろいろな経験が、こちらに進んだらいいものと、そうじゃないものを判別する力をもたらしてくれて、その判別力が現在の直感を育んでくれていそうです

選ぶためには、その選択の連続を経験しないといけないし、それをすることで、より良いものを選べるようになるっていうのがきっとある。

そのためには、じぶんのなかでの良いの基準をつきつめて持っておくことが必要なのだろうなと思います。

それには、過去の失敗も必要です。できる限りたくさんの経験して、失敗した時にはこうしたらいいことを学ぶことが必要です。

過去に色々失敗して、こうした方がいいんだなということを学ぶ、過去にこういうこととして怒られたとか、そういうのも結局現在に活きてくるかもしれないし、こういうことしたら自分が気持ちよくなれたみたいなのも最終的には活きてくるかもしれない。

その積み重ねが、意識の中で、これっていうのをその瞬間に直感的に選ぶことにつながるのでしょう。

やっぱり経験の連続で少しでもたくさんのことに触れておくってことが1つ重要そうだなって思います。

たいせつを言葉にする


もうひとつ、その瞬間に選択できるためには目標というよりも、自分がこうありたいとか、こっちに行きたいみたいな、価値の明確化がやっぱり必要だなという思います。

その瞬間、その瞬間で、達成感が得られた日とか楽しさが得られた日は、自分がこうありたいっていうものに向かった時に、そう思える

友達が大事にしたいっていう人であれば、友達のことを思っている瞬間や友達と会う瞬間の、胸が躍る経験をすると思います。

やっぱり自分がどうありたいかを明確にすると現在何をするといいかを選べるようになると思います。

過去の経験を超える


現在したいことを選ぶ上で、過去にあったネガティブなこと、道徳心でこうあるべきみたいなのがあって、本当はしたい方向に進めないこともあります

そうしないことで、うまくいった経験、例えば怒られなかったとかを経験した場合は、そうしないっていう選択をしてしまったりします。

過去に出会ってきた大人たちにどう言われてきたかとか、振る舞われたかっていうところとも関係してきます。

けど過去は過去で、現在は現在であるものだから、それでも、今現在自分がありたい形であることは必要なのかなと思います。

現在を生きるのはなかなか難しいことですが、価値判断しないで、評価もしない、「今にただただある」ということが重要かなと思います。

それがポジティブであればよりいいのかもしれないですけど、そうじゃなくても現在っていうものを感じてみるだけでもありなのかな。


最後までお付き合いいただいてありがとうございました。

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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