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リラックスの心理学

福島県の医学部で学生教育をしながら、心理カウンセラーをしたり、研究をしたり、YouTubeの運営をしたりしてるあおきしゅんたろうです。

リラックスをする方法は皆さんお持ちでしょうか?

私は温泉に行ったり、サウナに入ったり、散歩したりがリラックスする方法かなと思います。

リラックスはメンタルヘルスに良いと言われています。特に、うつについては一般的な心理療法と比べても効果が悪くはないと言われていたりします。

https://journals.lww.com/jonmd/fulltext/2020/04000/relaxation_therapy_for_depression__an_updated.10.aspx

この研究の中で取り上げられている方法は、心理学的な理論に基づいて作られている方法です。

例えば筋肉を緩める方法や

呼吸を整える方法があります。

https://cbt.ncnp.go.jp/images/upload/files/呼吸法資料_CUD.pdf

これらの方法は心理学的なメソッドに基づいた方法ですが、個々人が考えるリラックスのための行動でもメンタルヘルスをキープできる可能性があります。

その昔、私も携わらせていただいた研究では、ストレスマネジメント行動がうつ症状を緩和し得るか?という研究を行いました。

ストレスマネジメント行動とは、「ストレスをコントロールするための健康的な活動を1日20分以上行うこと」とされており、内容には依存せず、その人が考えるストレスマネジメントに関する行動です。

大学生を対象とした研究結果では、ストレスマネジメント行動を行っている学生さんは、うつ症状のレベルが低いことがわかりました。

ストレスマネジメントはリラックスするばかりではありませんが、一部にはリラックスを導く行動も含まれていると考えられます。

心理学的な方法でもいいですし、自分なりのストレスマネジメント行動でも良いので、リラックスできる方法を見つけてみませんか?

深呼吸:深くゆっくりと呼吸することは、心身を落ち着かせるのに非常に効果的です。特に、腹式呼吸はストレスを軽減し、リラックス感を高めるのに役立ちます。
瞑想とマインドフルネス:瞑想やマインドフルネスの練習は、心を落ち着かせ、現在の瞬間に集中するのに役立ちます。これはストレスの軽減、不安の管理、精神的な明晰さを高めるのに効果的です。
漸進的筋弛緩法:この方法では、体の異なる筋肉群を順番に緊張させ、リラックスさせます。これにより、体の緊張が和らぎ、リラクゼーションの感覚が高まります。
自然とのふれあい:自然の中で時間を過ごすことは、心理的なウェルビーイングを高め、ストレスを軽減するのに役立ちます。散歩やハイキングなど、自然環境での活動がお勧めです。
ポジティブなイメージ:安らかな場所や状況を心に描くことで、心身をリラックスさせることができます。これは特にストレスや不安が高まった時に有効です。
音楽やアートセラピー:音楽を聴くことやアート活動(絵を描く、粘土をこねるなど)に没頭することも、リラクゼーションを促進します。
これらの方法は個人によって異なる効果があるため、自分にとって最も心地よいと感じる方法を見つけることが大切です。また、これらのテクニックを日常生活に組み込むことで、より効果的にリラックスすることができます。

ChatGPT先生

それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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