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なにかを続けるには?【心理学者の雑学】

勉強しようとか、健康になろうとか、いろいろなことが巷で言われていますよね。勉強できたらいいし、語学も覚えられたらいいです。健康のために、運動したり、お酒を減らしたり、食事制限をしたりとか、できたらいいですよね。

けど、なかなかできない。。。もっというと、やったはいいが続かない。。。のが人間です。それはしかたがないよと思います。

ただ、やりかたによってはうまく続けられることもあるかもしれません。心理学を使って考えてみましょう~


1度だめなら自暴自棄になる(禁断破断効果)


これはYouTubeのばっちこい心理学で岩野さんがよく話してくれるのですが、「1度うまくいかなかったら、もうどうでもいい!」となって、やめてしまう現象です。

ダイエットが3日坊主になってしまった。。もうどうでもいいわいとなって、食べまくってしまう、みたいなことです。

それって禁断破断効果なので、もし3日坊主になっても4日目にまたやってみるようにしましょう。もうどうでもいいわい!ってなってることは、これは禁断破断効果なんだと客観視すると4日目にまたやってみる気になります。

どこを目指す?(目標設定)


強靭なメンタルをお持ちの方は、15kg痩せるぞ!を目指して行動できるかもしれませんが、それはなかなか難しいです。

無理な目標を立てると、毎日糖質制限しないといけない、ジュースは絶対飲んじゃダメ、など普段の行動も続けられないような行動目標を立てないといけなくなります。

6割労力でも続けられることを最低ラインの目標にしましょう。ですので、毎日→週3日、絶対ダメ→いつもの半分にする、など今かかげようとしている目標から6割減にしましょう。

なにをよしとする?(報酬)


高い目標を掲げる弊害として、成功体験が得られにくくなることがあります。15kg減らす目標だと、15kg減らない限り成功はありません。

人間の行動って、行動した後でなんらかのメリットがないと続きません。ですので先ほどの週3日糖質制限、ジュース半分にが達成できたら〇にしましょう。

プラスαの部分で、4日間できたらもっとオッケー!ジュース1杯も飲まなかったらOKにするのはありです。ただし、すぐにその基準につりあげないようにしましょう。できた、OK!を日々体験しつづけることが何かを続けるコツです。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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