見出し画像

ライフサイクルとうつ病【心理学】

福島県の医学部で学生教育をしながら、心理カウンセラーをしたり、研究をしたり、YouTubeの運営をしたりしてるあおきしゅんたろうです。

先日の記事では、うつ病の原因の概要と、生活習慣との関係についてお話しました。

それ以外にも、うつ病は複雑な原因が関係しあって発生します。

今回は、ライフサイクルとうつについてお話したいと思います。人生の中で節目節目の出来事があり、生活に変化が起こります。

そのようなライフサイクルの中での変化がきっかけとなり、うつが発生する場合があるのです。

教育およびキャリアのプレッシャー 学校や仕事でのプレッシャーやストレスはうつ病の原因になることがあります。また、失業もリスクの一つです。

産後うつ病 一部の女性は、産後うつ病として知られる出産後にうつ病を経験することがあります。妊娠と出産にともない、身体的、感情的、遺伝的要因が複雑に絡み合った変化が起こると考えられています。

喪失 悲しみや落ち込みは喪失に対する正常な反応ですが、一部の個人では、喪失がうつ病に発展する可能性があります。家族を亡くすこともですが、離婚などによる別れも喪失の一種です。

孤独と孤立 社会的孤立や孤独は、うつ病を悪化させる可能性があります。たとえば、子どもの進学による空の巣症候群や、引っ越しや退職によっての人間関係の変化が原因になります。

幼児期の経験 身体的または精神的虐待、ネグレクト、親の喪失など、幼い頃のトラウマ体験は、後年にうつ病になるリスクを高める可能性があります。

というように、ライフサイクル上の節目によって、うつが発生する場合があります。

もちろん、このような体験をした人が誰にでもうつが起こるわけではありません。

一方、このような知識を持つだけでも、うつに対処できる可能性が高まります。

うつに対して適切な知識を身につけて、より良い対処をしていただければなと思います。

それでは最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました!

もし記事に共感していただけたら「スキ」ボタンを押してくれたらうれしいです。サポートしていただけたらもっと嬉しいです、サポートいただいたお金は全額メンタルヘルスや心理学の普及や情報発信のための予算として使用させていただきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

そのほかのあおきの発する情報はこちらから、興味がある方はぜひご覧くださいませ。

Twitter @airibugfri note以外のあおき発信情報について更新してます。
Instagram @aokishuntaro あおきのメンタルヘルスの保ち方を紹介します(福島暮らしをたまーに紹介してます)。
YouTube あおきのぼやきと見た景色を載せてます https://www.youtube.com/channel/UCIjPXbecsTqIfznCwhKGBgQ

ばっちこい心理学 心理学おたくの岩野、とあおきがみなさんにわかりやすく心理学とメンタルヘルスについてのお話をお伝えします。

YouTube

TikTok
https://www.tiktok.com/@bacchikoishinrigaku

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?