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60パーの力で働くのは無理?【心理学】

福島県の医学部で学生教育をしながら、心理カウンセラーをしたり、研究をしたり、YouTubeの運営をしたりしてるあおきしゅんたろうです。

最近は働くことと生活についてよく考えています。

先日はゆるく(ゆるぷかに)働くこと、先日、60パーセントくらいの力で仕事をすればいいのでは?という話をしたのですが、

いやいや、そうとはいえ、「60パーセントで仕事すると終わりません」という方もいらっしゃるのではないかと思います。

60パーセントで仕事をするのは、「理想は6割、仕事」というのがあって、実際には80-90パーセントの力を使わないと仕事が進まないという場合もあると思うんです。そんななかで、今日の話です。

気持ちだけでも60%でいこう


60パーセントで仕事するのがいいとあえて言ったのは、「ハードルを上げ過ぎよう」としないためです。

わたし自身も60パーセントやると言ってますけど、実質80パーセントぐらいやっているんじゃないかなと個人的には思っています。

ただ、意識としては、60パーセントぐらいにしておこうとすることによって、自分的にプラス余剰分で20パーセント働いてしまったとしても、80パーセントぐらいにおさえることができます。

意識せずに仕事をし続けると、ついつい80パーセント、100パーセント、いつの間にか120パーセントみたいな感じになってしまいます。

ですので、実質的には難しくても、気持ちのところだけでも、60パーセントでいこうかなと。そういうゆとりを持つのが大事なのかなと思います。

ですので、意識面では、60パーセントの仕事としてみたらどうでしょうというのが1つあります。

じぶんを責めないで


ひとつ注意してもらいたいのが、「60パーセントに実際できなくても大丈夫だよ」ということです。

実質60パーセントに仕事するのってなかなか難しいことですし、仕事の業務構造とかも考えなきゃいけないことがありますし、今100パーセントでやっている仕事を、60パーセントでやるというのは多分難しいところがありますよね。

60パーセントは、意識だけでも持っておいていただいて、そうできなかったからといって、自分のことを責めないようにしてもらえたらいいかなあと思います。

時期によっても、忙しさの波があります。大学の先生方だと入試の時期1月から2月3月くらいにかけてなかなか忙しいので、その時期は力入れて100パーセント仕事するということでいいと思うんですけど、

(そうならないように制度やシステムを変えてほしいとは思っている派です、あとで書きます)

そうじゃない時期、ちょっと時間が空いたなとなった時に、ついつい仕事を入れてしまうというのが100パーセント仕事につながってきます。

そういった時期に時間マネジメントとかを適宜行ってで、ここからさっき仕事を振られた時に、「どの仕事を引き受けてどの仕事を引き受けない方がいいのか?」ということを考えつつ、最終的に60パーセントの力でできるようにしていくというところがひとつの目標になるのかなと思います。

「そもそも、業務構造」論


もっと言うと、やはり業務量が100パーセントの力でやらないとこなせない場合は、職場の仕事量が多すぎるのではないかなと個人的には思います。

学校の先生とかって小中高校とかの先生で部活とかも色々持っているし、何かやることはいっぱいあってどう考えても仕事を多いじゃないですか。

それはやっぱり一人の力に負荷かけすぎだなというふうに思うところもありますし、それでメンタル不調とかになっても仕方ないぐらい働いている人もいるのかなという風に思ったりします。

できる人、数人の力で、何とか回すというところがおこりがちなんですけれども、そもそもそれって構造上のエラーですよね。

それで頑張って頑張ってで続ける状態で、実際に何とか回ってしまうと、どうしても仕事回っているんだなという風に組織として判断してしまいがちになります。

やはり自分が100パーセント使い切らない力でやって、それでも回らないというのは、その業務負荷が大きすぎる状態なのかなと思ったりします。

そうなってくると自分自身がどうするかというよりかは、組織の予算だったりとか、人員配置とか何かそういうところにエラーがあるかなという風に個人的には考えています。

なのでやはり60パーセントで仕事をするというのは、組織として何とか回していくという上での考えと、少し相反するところもあると思うので、実質そこまで厳密にやるのは難しいかなと思うんです。

できる限り、それに近づけるように、自分のメンタルも壊さないようにやっていけるといいのではないかなと個人的には思います。

何度もお伝えしますが、60パーセント以上の力を使ってしまったからといって、それが決して悪いというわけではないですし、現状として日本では結構そういうことがどこでもかしこででもおきています。

そういうところも全体として改善していけるといいのかなというふうに私としては思っております。

耳の痛い話になってしまっていたらごめんなさい。そういう感じで私は考えていますよということで、わたしは6割仕事ぐらいで基本的に色々やっていきたいなと思ってます。

ここまで書いておきながら、新しい価値や仕組みを作るには、じぶんはもっとやれよという自動思考が出てくる自分も付記しておきます。

それでは、最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました!

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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