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こころの健康のために光を浴びよう
冬になるとなんか調子悪いなあって人いませんか?私が今ちょうどその状態になっています。なーんか寒い時期が続くとこころが落ち込んでくるというのがありますよね。嫌になっちゃいますね。
そういうときはとりあえず冬のせいにして乗り切っています。自分が悪いんじゃないです、冬のせいです。
ですが、それだけではないんです。
冬になると日が短くなりますよね。そうすると気持ちはどうなるか?についてお話ししていきます。
早速、答えですが、
「光を浴びる時間が短くなると、気持ちが沈む」が正解です。
どういうこと???
人間には体内時計が備わっていて、体内時計は光を浴びることでリセットされます。光を浴びることで、体内時計がリセットされ、眠気ホルモンがストップし、さらに夜に眠気ホルモンが出るように指令を出せれます。これが体内時計のスイッチなんですね。
睡眠をしっかりとることが落ち込まない秘訣なので、体内時計をリセットすることがすごくだいじなんです。
と同時に、光を浴びることでこころの健康に大事なセロトニンを出すような指令を出します。セロトニンが頭の中で少なくなると、気持ちが沈んできます。そういう意味でも、光を浴びることが大事なんですね。
ではなぜ冬に光を浴びにくくなるのでしょうか?
これはみなさんも想像つくかもしれませんが、最近のように天気が悪くなると雲が厚くなるので、光の明るさが低下したりします。それによって、十分な量の光が体内に取り込めないというのがあるのかもしれません。
また、寒かったり、天気が悪かったり、コロナだったりで外に出にくいですよね。室内よりも外の方が明るいのですが、家の中だとじゅうぶんな光が体内に取り込めない場合もあります。
そうすると、光を体の中に十分に取り込めなくなるので、体内時計がくるってしまい、セロトニンも出にくくなってしまいます。
どうしたらいい?
光を浴びると言いましたが、朝起きた後数時間以内に30分ほど光を浴びることが大事なんです。ですので、朝起きたらカーテンを開けて、窓際にいるようにしましょう。
曇りの日であっても、家の中よりも外の方が光は明るいと言われていますので、できることなら外に出て散歩などをするのもいいかもしれません。
とくに、光が目の中に入るようにしましょう。直射日光は目を悪くしてしまうので、光の方角を向くようにしてください。
そうすると、睡眠もととのいますし、気分の落ち込みもすこし解消されると思います。
もし、外に出たりするのが厳しいという方は、高照度光療法という方法があり、家の中でも光を浴びることができる機械なんかも売っていますのでよかったらぜひぜひ。
寒い時期で気持ちも沈みますが、お互い無理せずに頑張りましょうね~
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。
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