今と未来を同時に考える思考術、短期的思考と長期的思考のバランスとは?
どうも、あおきです。医学部でコミュニケーション教育と心理学教育を行っている研究者兼心理カウンセラー兼大学教員です。
今日は「短期的思考と長期的思考のバランス」についてお話ししようと思います。私たちは日々、目の前のことに追われがちですが、同時に未来の目標も見据えて行動する必要がありますよね。
しかし、短期的な成果と長期的な目標をどうやってバランスよく考え、どちらも上手く取り入れるかは、意外と難しいテーマです。今回はそのバランスを取るための思考法について話していきます。
まず、短期的な成果にとらわれがちなほうが普通です。たとえば、今週の仕事をどうこなすか、目先のプロジェクトを終わらせることを考えてすごすのは当たり前のことですよね。
その瞬間は「やった感」もあるし、達成感も味わえるので、ついつい短期的な視点に集中してしまうんです。けれども、短期的な成果だけに頼っていると、いつの間にか長期的な目標を見失ってしまいがちです。
つまり、その場その場での小さな勝利は得られるけれども、結局のところ「どこに向かっているのか」がわからなくなってしまうんですよね。
一方、長期的な目標ばかりを意識するのも問題です。
未来の大きな夢や目標を持つのは良いことですが、長期的な計画にばかり意識が向きすぎると、今何をすべきかがわからなくなってしまうことがあります。
「5年後にはこうなっていたい」とか「将来的にこんなことができるようになりたい」と考えるのは大事ですが、そのための一歩をどう踏み出すかが見えてこないと、結局行動に移せなくなってしまうんですよね。
じゃあ、どうすればこの「短期的思考」と「長期的思考」をバランスよく取り入れることができるのか。
まず、私が勧めたいのは「今を見つめつつ、未来を意識する」という思考法です。これは、日々の小さな意思決定を大きな目標に結びつけるという方法です。
たとえば、今週のタスクが目先のプロジェクトを完了させることだとしても、それが長期的な目標にどうつながっているのかを考えることが重要なんです。
つまり、目の前の仕事が単なる「やらなければならないこと」ではなく、「将来の自分の成長や目標達成に向けた一歩」であると認識することで、モチベーションも変わってくるんです。
さらに、短期的な意思決定をするときに「これは自分の長期的な目標にどれだけ寄与しているか?」を常に意識することが大切です。
たとえば、新しいスキルを学ぶとか、新しいプロジェクトに挑戦する際、すぐには結果が出なくても、それが長期的に見て大きな成果につながるかもしれませんよね。
こういう視点を持つことで、目の前の小さな成功や失敗に左右されることなく、自分の進むべき道を着実に進めるようになります。
もう一つ、実践的な方法として「短期と長期のリストを作る」というのがあります。これは単純に、目の前のタスク(短期的な目標)と、その先にある自分の大きな目標(長期的な目標)をリスト化することです。
リストにすることで、今やるべきことが未来の目標にどうつながるかが視覚的に確認できるようになります。このようにすると、今やっていることが単なる消化試合のような作業ではなく、自分の将来に対する「投資」として捉えられるようになるんです。
もちろん、短期と長期のバランスを取るのは簡単なことではありませんが、意識的にその両方を取り入れる思考習慣をつけていけば、少しずつうまくいくようになります。
日々の仕事や生活の中で「これがどれだけ未来に役立つか?」という視点を持ちながら取り組んでいくことで、短期的な成功にも満足しつつ、同時に長期的なビジョンも維持することができるようになるんですよね。
こういったことを見定めていくのに私は価値のワークというのをお勧めしていますのでこちらも併せてご確認ください。
まとめると、短期的思考と長期的思考のバランスを取るためには、今を見つめながら未来を意識し、目の前の行動が将来の目標にどうつながっているかを常に考えることが重要です。
短期的なタスクをただの作業ではなく、未来への一歩として捉え、意識的に行動していけば、自分の目指すゴールに少しずつ近づいていくことができるんです。
それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
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