心理学に対する誤解とは???
この記事を読むと、心理学って何なのかが少しはわかるかもしれません?
こんにちは、あおきです。福島県で臨床心理士をしたり、学生に医療コミュニケーションを教えたり、YouTubeの動画編集をしながら生活をしています。
先日、「ばっちこい心理学」のYouTubeチャンネル(心理学のことについて岩野さんがわかりやすく説明しています)で、心理学に対する誤解の話をしました(よかったらみてね)
みなさん、心理学についてどんなイメージをもってますでしょうか???
わたしたちは心理学をやってるのですが、心理学をやってるんですって初対面の人とかにいうと、以下のように話をされることが多いんですね。
動画と同じような話ではありますが、noteで読みたい!という方もいるかもしれないので、解説していきます。
血液型占いってあたるの???
これよく耳にしますね。血液型から性格を知ろうという発想です。
結論から言うと
いまのところ、血液型と性格が関係するという根拠はない
ということです。
いくつかの研究で、血液型によってアンケート式の質問票で測定する性格に違いがあるのか?という心理学の研究がされていますが、どの研究も概ね血液型と性格に関連があるとは言えないという結果が出ています。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy/advpub/0/advpub_85.13016/_pdf
じゃあ血液型占いってなんであたってるように見えるのか?というと、1つはその占いに書いてあることの中で当たってる!という項目にだけ目を向ける「選択的注目」が働いていると考えられます。
よくよく読んでると、当てはまらない項目もあるんですが、たくさんの性格傾向が書いてるんで、どれかは当てはまるようになってます。
もう1つは、「じぶんってそういう性格なんだ!と思い込む」ことによって、「そういう性格のじぶんになるように行動する」という原理があります。
ちなみにわたしは「A型」なのですが、几帳面さのかけらもなく、ものすごい適当なへんなひとです。飲み屋さんで血液型あてゲームをすると、B型 → AB型 → O型 と言われ、最後に「え、A型?またまたー」と言われます(知らんがな)
こころが読めるようになる???
これも「ぼくしんりしなんですよ」っていうと、「え、んじゃこころよめるの?なんかこわい」って言われます。
そういうのがあんまり続くのと、心理士ですっていうと怖がられるので、「リサーチャーです」「医療従事者です」というようにするという変な回避策を身に付きました。
声を大にして言いたいのは、
「こころは読めない!」そして「こわくもない!」
です。
なにも言われてないのに、心情を察することはできないし、何を考えているか理解することはできません(できるひともいるかもしれないよ)
できそうなのは、その人の置かれている状況とかその人の話から推測するに、このひとはこういうことで苦しい思いをしてるんだなとか、そういう風に考えるとつらくなるよね、ってことを理解することです。
こころは読めないけど、お話を聴いて、そのひとのことを理解することはできます。
心理学って難しい???
こころの学問なので、難しいように見えますが、これは難しい話もあれば難しくない話もある、というのが正確なところかもしれません。
じっさい、わたしも理解できないような緻密なこころのモデルを作る研究もありますし、心理学をしてる人の話って難しいことも多いです。
実際のところは、私たちが普段していることとか、こころやからだの中でおこっていること、行動することを科学的に理解しようというのが心理学です。
こういう心理学の発想をわかりやすくお伝えしていくのが、心理学を発信する側には求められると思いますんで、少しでも簡単にお伝えできるように努力していきます!
それではまた次回ー。
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