ネガティブなことをぐるぐる考えることと、思索することは別である【心理学】
最近僕のnoteでは、考えること、思索することをおすすめしていて、僕自身も自分の言葉にしながらいろいろと考えていたりします。
しかし、考えるとネガティブな自分が出てきていやな気持ちになったりですとか、考えるのが怖いんですとかさまざまな意見を見聞きすることもあります。
この中で、本日は、「ネガティブになる考えと思索することは別」という話をしたいと思います。
反すうと省察の違い
心理学の概念で、ネガティブなことをぐるぐると考えることは反すうと言います。一方、自己を振り返り、思索し、見つめなおすプロセスは省察と言います。
反すうと省察は、繰り返し考えるという意味では同じで、過去、現在、または未来について考えることを含む認知プロセスです。
しかし、反すうと省察は、その焦点、目的、結果の点で大きな違いがあります。
反すうはネガティブ思考
反すうする人は、自分のネガティブな感情やそれに至る要因に焦点を当て、その結果、ネガティブな思考のサイクルが生じ、不安、うつ、その他のメンタルヘルスの問題につながる可能性があります。
たとえば、失敗した恋愛を反すうしている人は、自分が間違ったことをしたことや、相手から不当な扱いを受けたことに焦点を当てるかもしれません。
何が悪かったのか、なぜだったかを把握しようと、頭の中で過去の会話やイベントを再生することがあります。
このような思考は非生産的で、ネガティブな感情から抜け出せなくなる可能性があります。
省察は自己の振り返り
省察は、個人が経験から学び、新しい洞察を得て、将来より良い決断を下すことを可能にします。
ネガティブな感情に焦点を当てた反すうとは異なり、省察は理解と成長に焦点を当てた思考です。
例えば、失敗した恋愛を省察している人は、その恋愛の良い面やそこから学んだことについて考えるかもしれません。また、別の方法で何ができたか、その教訓を今後の恋愛にどう生かせるかを考えるかもしれません。
このような思考は生産的であり、その人が前向きに前進するのに役立ちます。
本日のまとめ
まとめると、反すうはネガティブな感情や経験にこだわるネガティブな認知過程で、省察は経験から学び、新しい洞察を得ることを含むポジティブな認知過程です。
省察を実践することで、自分自身への理解を深め、意思決定能力を向上させたり、成長や幸せを促すことができます。
考えだからと言って全部まとめて考えるのではなく、反すうと省察を切り分けて考えて、ぜひ思索していただいて、たくさんの気づきを得られるといいのかなあと思います。
それでは、最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました!
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