良かれと思ったことが裏目に出ることがある?
あいての面倒を見過ぎちゃうことが、相手の問題行動を増やしてしまうこともあります。
YouTube動画で見たい方はばっちこい心理学でご覧ください。
イネブリングとは?
相手が困ってるのを見て、なんとか問題解決しようとする結果、かえって問題を悪化させてしまうことがあります。良かれと思ってついやってしまい、
それで問題が悪化することを「イネブリング」といいます。
イネブルというのは、「En - able」何々を「できる」ようにするっていう英語なんのですが、何をできるようにするか?
問題行動をできるようにしてしまうというわけです。
依存症のイネブリング
イネブリングは依存症の家族の方のなんかうまくいかないコミュニケーションから出てきた言葉です。
アルコール依存の方が酔っ払ってわーってなって、汚して色々ぐちゃぐちゃして、翌日二日酔いで会社行けないという時にご家族が、
「あなた、そんなに飲まないでって言ったじゃない。もうこんなに汚して、朝になってるのにそんな格好して…。二日酔いで車運転できない???もうしょうがないわね。」
「すいませんうちの主人がちょっと今日体調悪いみたいで遅れて行くかもしれませんすいません」
っていうふうに、片づけをしたり、代わりに会社に電話をしたりする。
なんとかしようとしてやっているのですが、その結果、依存症のご本人が困らなくなってしまい、依存行動が続いてしまう。解決しようというご家族の対応が、かえって依存行動を引き延ばしてしまう場合があります。
対人援助のイネブリング
医療関係とか対人援助の方にもイネブリングは起こりえます。例えば、カウンセリングで相談を受けたときに、
「そうかそれはつらかったね。よし俺に任せとけ。もう全部なんでも何とかしてやるから困ったらいつでもおいで。」
というように引き受け過ぎてしまう。自分にできない範囲まで手を伸ばして、その結果自分が耐え切れなくなって共倒れになってしまうということが起こりえます。ついつい抱え込みすぎてしまいます。
それって適切でしょうか?
本来なら自分でなんとかできるように患者さんに責任をお返しするのも、治療として対人援助として必要かもしれません。
自分で抱えこんで、何とかしようとしてしまうことで、「イネブリング」になっていませんか?
自分がやってること本当にうまくいってるのかなって、ちょっと一度立ち止まって考えてみるときも必要なのかもしれません。
家族間のコミュニケーションでも、対人援助のコミュニケーションでも、ついついやりすぎて、相手の問題が解決しないということもあるかもしれません。
そういうときは日ごろのコミュニケーションを見直して、適度ってどんなもんか?を考えることも大切になってきます。
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