行動活性化やってみましょう【専門家向け】
対人援助職の方々で、周囲で落ち込みが続いていたりとか、なにか一歩踏み出せないとか、メンタル不調だったりとか、そういう方に支援する経験がある方はいますでしょうか?
そういうときにみなさんどうしてますか?多くの場合は、アドバイスをしたりでなんとか良くなってもらえればと思いますがなかなかうまくいかないことも多いですよね。
専門的な治療をと思ってもどうしていいか、ならば自分がと思っても何をしていいのかわからないこともあると思います。
そういうときには「短期行動活性化療法」が、HPで読み上げながら進めることができる形式でアップされています!
短期行動活性化療法(BATD-R)
短期行動活性化療法(BATD-R)というのは米国で開発された、うつ病向けの認知行動療法の一種です。認知行動療法では、考え方のクセと行動習慣に注目して、うつ症状の改善を目指すわけですが、BATD-Rでは行動習慣だけに注目して、うつ症状の改善を目指していきます。
BATD-Rは、複数の研究結果から、うつ症状の改善に十分な効果があることがわかっています。
BATD-Rでは何をするかというと、
BATD-Rを実践できるホームページ
そんなこと言われても、どうしたらいいんだよというみなさん、ご安心を。行動活性化療法に詳しい専門家集団(わたしも翻訳の修正作業で少しだけ携わっています)によって、「BATD-Rを読むだけで実践できるホームページ」が作成されています。
https://ytake2.github.io/BATDJ/
中をのぞいてもらえるとわかると思いますが、読み上げる文章が各単元ごとに設定されています!この文章を、1週間に1度ずつくらいのペースで進めていくことで、BATD-Rを実践することができます。
また、活動記録表や活動スケジューリングを行うためのワークシートがあったり、文字や気分を数字にするのが難しい人向けの簡単なワークシートなども用意されています。
さらに、BATD-Rをやってみるときに困りやすいポイントのトラブルシューティングも用意されています!
ホームページをクライアントさんと一緒に読み進めながら実施できる形式なので、スムーズに進めやすいのではないかなと思います。
BATD-Rのワークショップ
ここからは宣伝です。
現在、株式会社CBTメンタルサポートさんのほうで、専門家向けではありますが、BATD-Rのワークショップが、(有料ではありますが)期間限定で視聴できます(しかも5時間も!)。申込期限は8月20日まで。
BATD-RのHPの活用方法の紹介だけではなく、臨床場面で使うためのヒントが満載です。めずらしくわたしも行動活性化療法の歴史や理論について語っています。歴史や理論を知ることで、HPに書かれている文言がなぜ取り入れられているかが理解できるので、個人に合わせてカスタマイズして使えるようになります。
専門職の方は、もちろんHPを参照にするだけでもBATD-Rを実施することができますが、更なる活用方法や理論について学んでいただけると、よりクライアントさんのお役に立てるのではないかなと思います。
最後、宣伝になりますが、ぜひぜひよろしくお願いします。お付き合いいただきありがとうございました。
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