「浅田家！」写真展に行ってきました

注：正式名称は「浅田撮影局」です。

先日発足した家族写真プロジェクトの中に
「どんな家族でありたいか？どんな家族写真で撮りたいか？
そこから話し合おう」というテーマがあるのですが、メンバーの1人から
「青木さん、それなら絶対「浅田家！」を見たほうが良いですよ」
と強くプッシュされ、渋谷PARCOまで足を運んできました！

どれが写真でどれが本物かわからないくらい自然に撮れたフォトスポット。

《写真展「浅田家」(2009年)から11年。再びPARCOで浅田政志最新写真展『浅田撮影局』開催！写真家・浅田政志が空想する写真館、「浅田撮影局」がPARCO MUSEUM TOKYOに出現！》
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朝一で並んで、ギャラリーツアーへ申込み＆写真集を購入すると先着で撮影会に参加できると聞き、14：30の整理券をGET。
ギャラリーツアーは17：00からだったので結果ほぼ半日渋谷にいたのですが、その疲れも吹っ飛ぶくらい素敵な写真展でした…！

「お昼ごはん挟んでまた来てくださいね！オススメは近くのタイ料理屋の青いサラダご飯ですよ！」
と浅田さんに教えて頂き（青い…！？）と思いつつ素直に注文したら本当に青いサラダご飯でした。

写真展の中は、浅田さんが写真館の館長というテーマで構成されており、説明文が精巧すぎてお恥ずかしながら浅田さん本人から説明を聞くまで
「ほー、三重で写真館を営んでいるのか…妹（三重在住）に教えてあげようかな」
と信じ込んでいました…！

ところどころにあるフジフイルムさんの大きなカメラとか模型が可愛かったです。
写真展の中は撮影禁止ですが、フォトスポットは3種類あってそこでは係の方が撮影をしてくれます。
とっても楽しいです！！

写真展は３つのブースで構成されており、浅田さんの第一子の息子さんの縁起物のお写真から、お父様の遺影をテーマに撮影されたお写真（ご本人はまだお元気でいらっしゃいます）そして浅田さん本人の幼少期のお写真で作られた骨董品で出来た写真フレーム（？）のモニュメントなど。
昔の人はこんな風に写真を飾っていたんだ…とまた騙されましたが実は全て浅田さん本人が骨董市からフレームになりそうなものを見つけてきては作っているそうで、それを聞いたときに「なんてシュールなんだ！！」と天才の頭の中をのぞいたような気がしました。
ぜひ写真展に足を運んで実物を見て頂きたいものです。

お子さんのお写真も、一緒に写っている方は「縁起がよさそうな人」という事でそこいらにいるおじいちゃんに抱っこしてもらったお写真だったり、ほおづき市のおじさんだったり。
メインで写っているお子さんは全然知らないお子さんで、その隅に映る我が子の姿を捉えたものだったりと、いわゆる我が子の写真を「縁起物」というテーマで統一したギャラリーは不思議なことにすごく調和がとれていて何度も何度も見返してしまいました。
そして、お子さんを抱っこしている方々の顔がとても素敵。
写真の楽しみ方って無限大だな。
と思ったのが第一印象でした。

とは正反対に、お父様の遺影写真を研究し3年間取り続けたギャラリーは、撮影者と被写体の心の距離がだんだん近づいていく様子も見てとれました。
ここまで真剣に自分の親と向き合い写真を撮ることなんて自分では想像できず…
生と死と、二極の面を持ち合わせているけど誰もが経験する一連の流れを見て改めて写真を通じて命と向き合う時間になりました。

「手のパーツだけでもその人らしさが出ていたらそれは遺影になる」
という言葉がとてもしっくりきました。
昨日の家族写真プロジェクトMTGでも
「家族皆がそろっているだけが家族写真じゃないよね。ブレブレでも、体の一部だけでも、その人を想う気持ちが写真に反映されていたらそれは立派な家族写真だよね」
という話を皆でしていたから。

写真集「浅田家！」ではご家族皆さんがいろんな職業になりきって撮影しているのですが、私が作るおひるねアートと似たような空気感を感じていて
それは作品を一緒に作り上げていく感覚だったり、非日常を楽しむ心だったり、何より家族への愛が詰まっているところがすごく私の中でしっくりくる感覚でした。

浅田さんのHPにある
「撮影日が記念日になる写真」
というフレーズにいたく感動し共感しました。
記念日だから写真を撮るのではなく、撮った日が記念日になる。
写真を撮るプロセスまでも宝物にしたいですね。

写真集と、メンバーにオススメされた「アルバムのチカラ」
じっくり読んでみたいと思います。

浅田さん本人にもお写真を撮影していただきました！
そして三重県津市の映画限定バームクーヘンもGET。
こちらはちゃんと津市にあるみたい。

3つ目のフォトスポット。

写真展は9/26～10/12まで開催しています！


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