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【キャリア×映画感想】〜強みを活かす〜CODE8(2020)

映画を見てエンドロールの間に無理くりキャリアの視点をぶち込んで
感想を述べるという実験的note。たぶん永久に実験的。

超能力を持っている人は、優位に立っている場合の映画が多いけれど
この映画は逆に、超能力を持っているが故に虐げられて阻害されているというシチュエーションのこの映画。

Amazonプライムビデオより

超能力があるがゆえに、まともな仕事に就くことができない。
超能力を持っている人を、超能力を持っていない人が阻害する。
超能力に対抗できる技術力を持った普通の人が支配する世界。

超能力を持った人は、自分の能力を抑えて、安い給料で「嫌だけど雇ってもらえるところがないから」とブラックな職場で働く。

そんな母を見て憤る主人公が、悪の道に進んでいくのがこの映画の大方のストーリー。

その母は病気を抱えている。病気の治療費を稼ぎたい主人公。まともな職業では稼げない。超能力を活かして悪事に手を染めていく主人公。

主人公の父は、妻であり主人公の母の病気を治すために悪の道に進んで行った。
母は、息子である主人公に、父と同じ道を進んで欲しくなかった。

同じような色々な不幸を背負った超能力者たちが集まって、悪の道で「お金を稼ぐ」。
そうしないと稼げない。大切な人を助けられない。

主人公が悪の道に進む決意をさせた悪の組織のリーダーのセリフ。
「お前はどう生きたい?どう能力を使う?」 

お前はどう生きたい?どう能力を使う?
キャリアそのものの問いかけだ。
言い方は違うけれど、キャリア相談の場は究極的にはそういう問答が繰り広げられる。

「強みを探してみましょう」
「自分らしさを活かして」
なんていうのはキャリア相談の定石なのかもしれないけれど
それが社会にマッチしない場合、本人が求めるような条件に合わない場合、
キャリアコンサルタントはどんな働きかけができるのだろう?

どうする?そういう場面ではどう選択する?どう選択するのが正しい?

正しいとは何か?
能力を抑えて、法の下に虐げられるのを受け入れるのが正しいのか?

もし主人公のような人が相談にきたら、俺はどうするだろうか。
何ができるのだろうか。

モヤモヤして、、、寝る。

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