プロット:黒いハイエースのなか / 20240623sun(1460字+短歌31字)
■場所:黒いハイエースのなか
■時間:二章ラスト、スーパー白馬事件の直前
(ガクトは連れ去られている最中)
■創作メモ:
セナノートの端切れをもつガクト。
物語(文脈)に影響はするのか? ➡︎する(当たり前だ)。
だが、筆者は考えすぎないように、自由にのびのびと小説を描こう!
■人物:
タケ:侏儒のような小男(銀の従順なしもべ? 辰からは裏切り者?)
ガクト:五歳、義一の孫、人質
サエキナナミ:一部のヒロイン(海上保安庁職員)人質、薬を飲まされて意識は昏睡状態
シライ:第三作業所の新人(タケが銀の指示で連れて来られる唯一の人物)
ワジマ:先輩格の男衆、先輩風を吹かす
飢堕覚:シライに(別次元からもってきたサエキナナミを届ける。
「おい! 忘れ物だぞ! 」
飢堕覚はシライをキム・スリンだと思いこんでいる。
■事件:タケとワジマが風船のように弾ける。
会話:タケが辰の仕事の探りを入れる。ワジマは噂で辰は忍に買われている
という。引き抜きの話があるみたいですね。
「その話は本当かね? 」
「おれの話を信じないでくださいよ。本当か嘘かなんてこの俺だってわかりません。タケさんはじぶんの言っていることがじぶんでじぶんで信じられますかい? げっへっへ」
■トンネルに入る:
「この車、いったいどこへ向かってるんで? 」
「おめえなんてんだ? 新人か? 」
「はい、今日初めてのシライです」
「おお、初日から、死体三昧だったな。抜けだせてよかったぜ」
「おい小僧、なにを書いてるんだ? 」
「オオワシだよ。このオオワシがぼくを助けにくるんだ」
「おまえ、なにを言ってるんだ? 」
「タケさん、こいつ頭のネジ、いっちゃってますぜ」
白井はガクトが描く絵を覗きこんだ。
「きみは名前は?」
「ガクト」
「熊とか、鳥居とかかける? 」
「うんかけるよ。なんでもかけるよ。ぜんぶ現実になるんだ」
「拳銃もかけるの?」
「かけるよ。人殺しちゃうやつでしょ?」
「書いてみて」
「バカ言うねえ、絵で書いた拳銃で人が殺せるわけがねえだろうが、がっはっは。それよか、ここいらへんで、やすみましょうや。あそこのドライブインか、道の駅がありますぜ」
「ここいらへん? お前がなぜ決める? 」
「おい、おれの言い方がわるかったんか。作業所に入ったのはおれのが先だぜ」
沈黙。
■道の駅(ドライブイン):(タケの視点)
タケは財布(ケータイ)を取りだして、食券を買う。その金は銀からくすねた金だ。
向こうの席に、なぜか忍とグシにそっくりな男が座る。
「おーい、ヒロちゃん。あそこの調味料を取ってきてくれや」
「はーい」
ヒロちゃん? どこかで聞いた名前だな。
あの顔、東京組の京愚地紘人。ヤバイやつだ。なぜここに……。
「タケさん、どうしましたい? 食わねえんだったら欲しいなぁ」
ワジマはタケの前にある餃子を見つめる。くちびるが油で光る。ワジマはくちびるを舌で舐めずった。
■事件発生:
ばりんっ。
店の自動ドアが割れた。
出入り口に巨大な黄色い鋭利なものが現れる。
黄色い鋭利なモノは上下に大きく開いた。
「きた! 」
ガクトは叫んだ。
巨大なオオワシだった。
オオワシの餌食になるワジマ、タケ、
■トンネルに入る:
「この車、いったいどこへ向かってるんで? 」
「おめえなんてんだ? 新人か? 」
「はい、今日初めてのシライです」
二トン車で飢堕覚が追ってくる:
「これ、忘れ物だぜ」
鳥居、拳銃、サエキナナミ、オオワシ、拳銃、がハイエースに投げられる。拳銃はワジマの手に。
ぱん。ワジマはタケに発砲する。
タケは食パンになって弾ける。
シーンはヒッチャカメッチャカに。
短歌:
もっとかけ!
もっともっとだ
まだかける
めちゃひっちゃかに
できるはず!
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